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中国国際親善大会報告 中村宣子さん

2007-10-17 09:32:18 | インタビュー

10月3日に行われた第二回中国国際親善大会に出場する為、10月1日から10月5日にかけて中国北京に行って参りました。

一日目は移動、二日目計量+観光、三日目試合、四日目観光、五日目帰省と言う日程。うん、観光が多いなぁと言う楽しい遠征でした。

今回日本からは、男性4名、女性1名の計5名の選手が出場しました。
そう!女性は私一人だったのです。周りからの心配をよそに、当人なんら気にせず元気モリモリ行って参りました。全員が違う道場からの参加で、それぞれの道場カラーの違いなどあって、とても参考にもなりましたし、そんな交流も遠征ならではの楽しさでもありますね。

今回、中国はマッソギの階級の区切りが日本と違う為、初減量。食べる事が心の底から大好きな私には、食べたい物が食べれない、お腹いっぱい食べれない事が非常にシンドク、たった2、3kgの減量も中々大変でした。特に、中国に着いた日の夜ご飯、中国テコンドー関係者の方々の手厚いおもてなしの中「あの肉まんが食べたい!嫌しかし炭水化物は・・・。こんな事なら機内食なんぞに手を付けなければ良かった!」などと言うジレンマと戦いながらも無事計量クリア致しました。皆さんも一度チャレンジしてみては?

中国はとにかく広い。一体何処から何処迄が北京なのか最後迄判らずじまい。片側4車線が当たり前。信号も殆ど無いので一般道なのか高速なのかも不明。運転だって飛ばす飛ばす。ラインなんて何のその、ウインカーなんて出しません。でもクラクションだけはやたらと鳴らします。
自転車は日本と同じ位の量ですが、形は色々あって面白いですね。
北京と言えば!2008年北京オリンピックですね。
実際現地はオリンピックモード一色かと言えばそうでも無いのですが、飲み物などにはやたらオリンピックマークが付いていましたね。
スタジアムも通り掛かった所は出来ている様でした。
この時期中国は建国記念等で、日本のGWみたいな週だとかで、天安門広場や万里の長城は中国人でごった返していました。原宿も真っ青です。中華人民共和国恐るべし。
大気汚染も東京と比べればマシな位で、食事も美味しく(安全性は定かではありませんが)、トイレさえどうにかして頂ければ全然住めます。やはりトイレには扉は必要だと私は強く主張したい!皆さん、日本のトイレは最高です。日本’sお手洗い文化バンザイ!
来年はオリンピックも開催される事ですし、皆さんも一度行かれてはいかがでしょうか。

と、脱線話ばかりで試合はと言うと、
日本チーム、金5、銀2、銅1と言う好成績。
私も個人トゥル、マッソギに出場し、共に優勝させていただきました。
参加国は、中国(10地区)、韓国、インド、香港、日本の5カ国でした。
技術としては、特にトゥルは、まだまだな感はありましたが、マッソギの時などのハングリーな姿勢は学ぶべきところだなと感じました。

インドの子供に全日本のパンフレットを渡すと、怪訝そうに「フリー?」と聞かれ、フリーだと告げるとこぞって持って行きました。テコンドーのマットの上に居る時には感じなかったお国の違いに、なんだか切なくなりました。でもそんな環境がハングリーさを生み出すのかも知れませんね。

今回中国に遠征に行かせていただき、他の国の方との交流や試合などを通して色々なものを学び、肌で感じる事が出来ました。今後の練習などで皆さんにも伝えて行けたらと思います。
いつも思う事ですが、私は一人では何も出来ない人間です。色々な事を教えて下さる先生方や、一緒に練習をしてくれる仲間達、声援を送って送り出してくれる人、そんな方々に支えられて私はここに居ます。
皆様に感謝です。ありがとうございます。                   のび