受動喫煙について

読売新聞の記事

＜　日本の受動喫煙対策「先進国で最低レベル　＞

たばこの煙に寛容な日本社会の姿が、「たばこ規制枠組み条約（ＦＣＴＣ）」を
批准した各国の報告書から浮き彫りになった。
今や職場や公共施設だけでなく、飲食店やバーでも「禁煙」が
世界の潮流になりつつあるのに、日本ではせいぜい「分煙」どまり。
対策がなかなか進まない現状に対し、
各国報告書を集計したＮＰＯ法人日本禁煙学会では
「日本は先進国の中で最低レベル」の烙印（らくいん）を押している。

－－　以下略　－－

まあ、そんなもんだろ。
何しろ、ＪＴ≒厚労省が受動喫煙はおろか、
『タバコは人体に対して有害である』とはっきり認めて
いないという、先進国では数少ない国なのだから。
他国では『タバコは害である』と認めて、その上で
『お好きな人はご自由に。ただし、自己責任で』
『嫌煙者に影響を与えないこと』というルールが当り前。
２，３歩遅れてることは否めない。
中国のことを笑えないぞぉ　(ーー;


なんでこんなに禁煙(分煙)が進まないのか不思議。
米豪だったら、こんなモクモクな状況だったら
その建物の管理者はあっという間に数億円の慰謝料請求されて
莫大な負債を背負うことになってるだろう。
日本の損害賠償請求の場合、訴状に貼る印紙が高額になるから
皆さん二の足を踏んでいるのか？
最高裁でタバコの害が認められた判例がひとつでも出たら
とんでもない事態になりそうですが(笑


ま、私が一番に禁煙(分煙)にしてもらいたいところは、
パチンコ屋だね。
あの状況は異常。
入っても打つ台がなくて、ものの１分で出てきても
もうタバコ臭い。
あの状況で非喫煙者の客及び従業員を放置しておくんだから、
米豪じゃ考えられない。
もし彼らに何らかの健康被害があったら、
間違いなく裁判だ。しかも鉄板で勝てる。
つ～か、どうやったって負けないだろ。

逆に、完全禁煙のパチンコ屋が無いのが不思議。
私の周りの『パチンコ好きの嫌煙家』の率を考えると
客が殺到するような気がするのだが。



二番目は居酒屋。
こういうスタイルの飲食店が他の先進国にあるのか不明だが、
確かに長っちりで飲んでるときに、愛煙家にイチイチ喫煙ブースまで
いってタバコを吸え！、というのは気が引けるのだが、
逆にそうまでしないとタバコは吸えない、となれば
前も書いたけど、タバコはどこででも吸えるものじゃなくて
『自宅など限られた場所で嗜むもの』というのが
定着しそうな気もするが。


ということで、タバコはもはや”いつでもどこでも”っていう
ジャンルじゃ無いという考え方に変えてみては
いかがでしょうか？