晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

最終回ドラマ2本

2014-09-25 | ノンセクション
夏のドラマが最終回を迎えたので、観終わった感想など。
といっても、孤独のグルメとHEROしか観てませんけど。


まず、なんといっても個人的にこの夏一番の期待のドラマ、

  『孤独のグルメ SEASON4』

相変わらずの飯テロっぷりでしたねぇ。
少し変わった料理に走りすぎたきらいはありますけど、
本格インドカレー、ベトナム、中華、どれも見ごたえがありました。

このドラマの良さは、やっぱり、独り言につきますね。
主人公が勝手に呟くわけだが、「そうだねぇ」と共感するときもあれば
「そうかなぁ」と反論してみたりして。
どちらにしろ、憎めない五郎さん(松重さん)の演技が光ります。

最終回は、最後の追い込みがなく、さらりと終わった感じで
これはこれで最終回らしいなぁ、と思いました。
最後まで相変わらず、五郎さんによる味の解説は無し。
トマト豆腐は見ている側からすると味の想像が全くつかないので
ちょっとはどんな感じなのか知りたいところだったけど
この、勝手に想像しろ!ってところがいいんですよね。
ここで、「トマトのさわやかな酸味がほろりと崩れる寒天で固めてあって・・」
などと入るとちょっと食べたような気になって、
観終わった後の、この空腹感は出ないでしょうね。


SEASON5が楽しみになる感じです。
松重さんには酷なお願いになるのですが。



子供とかーちゃんの期待を一身に受けた

   『HERO』

これは申し訳ないですけど、ひどかったですね。
途中の数話は、まあ、キャラクター紹介みたいなもんで
グダグダでもしょうがないところもあるのかなぁ・・・と無理やり納得させましたけど
最後の二話はしっかりやらないと。

一応、法曹モノって範疇だと思うんですけど、その土台がめちゃくちゃ。
通り魔の過去の余罪を暴くのはいいとして、
起訴するための証拠が全く揃っていうのはどうなの?

いかにも犯人そうな奴が逮捕されたのはいいとして、
過去の通り魔事件をこの被告と結びつける物的証拠が全くない。
けれども、HERO公平さんは、場所と襲撃方法が類似しているということで
被告を追起訴する。
最初の通り魔を起訴(冤罪)した検事が証人として何か喋ったけど、
そんなものは今回の裁判では全くどうでもいいことで(ドラマでは大切みたいだけど)、
被告が犯人であったという証拠とするには全く不足している。
単純に、最初に有罪判決を受けた被告が冤罪であった可能性を示しただけだ。

ドラマでは、公判中に重要な証拠であるナイフが見つかったということを
さらっと紹介してたけど、これ見つからなかったら、普通は無罪ですね。
つーか、最初からナイフは被害者の物と証言していたのだから、
別に凶器が発見されたことが、即決め手とはならないと思うけど。

そのナイフの購入履歴が判明して、そのナイフから過去の被害者のDNAが
すべて検出されるなどという都合のいい証拠になれば別ですが。
それにしても、この凶器が発見される前に起訴したのは、
公平さんが言う『冤罪』を生み出す仕組みそのものですね。

ストーリーとしても、この通り魔事件が現職大臣の疑獄事件とどう関わっていくのか、
どこが伏線になっているのか、いろいろ想像しながら見ていたんだけど、

   なんと!!

最後まで絡みはなかったのかい!

こりゃ、逆の意味で新鮮だわ。
新機軸www
ラストスパート前のフリで『あの男と仕事がしたい』とかなんとかいって
前の仲間の江上(勝村)がわざわざ特捜部に呼び出して、それで絡みなし?
しかも、最後の特捜部の家宅捜索で江上の出番無し。

た~~~くさん撮って、ほとんどカット?だったのかもしれないけど、
こりゃあ、ストーリーというか、ドラマの構成としては、最低ランクですよ。

法律のない法廷モノ、
推理のないサスペンスwww。


豪華なキャストのおかげか、視聴率はそこそことれたみたいですが
仁、ミタ、半沢などから比べたら、お粗末にもほどがあるし、
フジでいえば、ちょっと前までやっていたリーガルハイの
爪の垢でも煎じて飲め!って感じですね。
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