第46回全国進路指導研究大会に行ってきました!
大会の様子や印象に残った講演やシンポジウムの内容、参加した人の感想を載せます♪
日時:2009年8月3、4日 10時~
メンバー:いちろう、じゃじ、キティ、ハンクス、まるこ、きゅうりん
大会テーマ『生きる・学ぶ・働く』
シンポジウム、講演
一日目:
奨学金問題 岡村稔(日本学生支援機構労働組合書記次長)
《内容》
家庭の事情などで奨学金を受け取り大学に進学したが、卒業しても安定した職業に就けず、利子つきの奨学金ローンを返すことが出来ないためにブラックリスト化されてしまう奨学金制度の問題についてお話を伺いました。
《感想》
少し難しい内容もあったのですが実際に奨学金を受け取っているメンバーもおり、身近な問題として捉えることが出来ました。
若者が生きやすい社会へ~学校に何ができるか
本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)
《内容》
労働者の苦境や貧困の再生産を生み出す社会は、若者にとって生きていくための手段が不透明化し、生きている意味も見えにくくなっているといいます。しかもそれらは自己責任という言葉に委ねられてしまっているということから、学校教育の場で何が出来るかを提示した講義でした。
《感想》
様々な視点から見たグラフを使い、非常に分かりやすく現状を知ることが出来ました。勢いがあり、熱意のこもった講演でした。
とくに「父親が高学歴で中学、高校私立出身の人は格差社会の意識が低い」というデータは、参加者に私立出身者が多い私達は思い当たる節(まず様々な環境で育っている人と接したことがない、自分達が標準だと思ってしまいがちなど)もあり、恥ずかしくさえ感じました。
2日目:
高校中退と貧困問題 青砥恭(関東学院講師)
「みんなで高校に行こう」ー江戸川中3勉強会から 若井田崇(江戸川区役所職員)
《内容》
高校中退後の若者達は社会の最底辺にいるといいます。その原因として家庭の貧困、教育への意欲のなさ、低学力(15歳になってアルファベットが書けない、九九がやっと、ひらがなを間違える)などがあげられます。家庭の貧困が、資源が乏しく人とのつながりをもてなくて孤立化してしまう子どもを生み出していきます。
そのような子どもたちの高校進学への支援をしようと発足したのが
‘江戸川中三勉強会’です
勉強ができないのは本人の責任ではなく、社会と大人の責任であるのに学校では理解が得られず高校進学を断念せざるを得ない心境にさせられた子どもを高校進学できるよう、学校と子どもを説得し、サポートを行っています。
中には高校入試の制度をまったく知らず受験できることさえ知らずに卒業した子どももいたそうです。
しかし進学はさせたものの中退をしてしまうことが多く、入学後や中退後の支援が今後も課題になっているといいます。
《感想》
会場には40人強の参加者がいましたが、約9割は中学校の教職員の方でした。
周りの大人からの理解が得られないがために孤立化し、適切な判断や選択ができないでいる子どもが少しでも減ると良いなと、熱心にシンポジウムに参加されている教職員の方々を見て思いました。
以上です!途中私の感想になっていたり私の言葉になっていたりします。すみません。
また他の分科会に参加したメンバーが付け足しをしてくれます!
非常に勉強となった2日間でした。
講演やシンポジウムの内容に対して今すぐできること(学生運動とか)はありませんが、今目の前にあることに精一杯取り組んで行きたいです。
そしてそれがそれぞれの将来で生きる力になっていけたらいいなと思います。
終わった後は全進研の委員長の綿貫先生とお話をさせてもらいました。
働くことと生きることの意味について改めて考えさせられました。
面白く、心が広く温かい綿貫先生が素敵でしたこんな大人がたくさんいればいいのになぁ
以下、田邉追記(210810朝)
2日目分科会(きゅうりんとは違う分化会に参加しました)
テーマ「社会的養護の下で暮らした人たちへの進路(自立)支援」
講師:渡井さゆりさん(日向ぼっこ代表)
:高橋亜美さん(自立支援ホームあすなろ荘)
《内容》
最初に、渡井さんから、社会福祉(特に児童福祉)の仕組みとかの全体的な説明。
その後、日向ぼっこの活動内容やら理念・目標やらのお話。
高橋さんからは、あすなろ荘の入居契約書をもとに、自立支援ホームの仕事・役割や理念を、熱く話してくださいました。
《感想》
質疑応答や、その後の話の中で思ったこと。
・学校の先生の中にも、児童養護施設とかについてほとんど知らない人も多いのだと知り、驚き。
・日向ぼっこのような、施設を出た後の相談機関のようなものはまだ数が少ないうえ、退所者の大多数はその存在すらも知らないらしい。
・施設退所者の人数やその年齢などという、基本的な統計データすら取られていないが現状らしい。統計的なデータが即効性の処方箋につながるわけではないけど、これも自分にとっては驚きでした。
他の感想はきゅうりんと概ね一緒。講師のお二人も、司会の黒田さん(児童養護施設の長、他にもいろいろ)も、それぞれすごく魅力的な人たちで、うちらの応援もしてくれました♪
一日しか参加できなかったけど、やっぱり参加して良かったなーと思いました
大会の様子や印象に残った講演やシンポジウムの内容、参加した人の感想を載せます♪
日時:2009年8月3、4日 10時~
メンバー:いちろう、じゃじ、キティ、ハンクス、まるこ、きゅうりん
大会テーマ『生きる・学ぶ・働く』
シンポジウム、講演
一日目:
奨学金問題 岡村稔(日本学生支援機構労働組合書記次長)
《内容》
家庭の事情などで奨学金を受け取り大学に進学したが、卒業しても安定した職業に就けず、利子つきの奨学金ローンを返すことが出来ないためにブラックリスト化されてしまう奨学金制度の問題についてお話を伺いました。
《感想》
少し難しい内容もあったのですが実際に奨学金を受け取っているメンバーもおり、身近な問題として捉えることが出来ました。
若者が生きやすい社会へ~学校に何ができるか
本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)
《内容》
労働者の苦境や貧困の再生産を生み出す社会は、若者にとって生きていくための手段が不透明化し、生きている意味も見えにくくなっているといいます。しかもそれらは自己責任という言葉に委ねられてしまっているということから、学校教育の場で何が出来るかを提示した講義でした。
《感想》
様々な視点から見たグラフを使い、非常に分かりやすく現状を知ることが出来ました。勢いがあり、熱意のこもった講演でした。
とくに「父親が高学歴で中学、高校私立出身の人は格差社会の意識が低い」というデータは、参加者に私立出身者が多い私達は思い当たる節(まず様々な環境で育っている人と接したことがない、自分達が標準だと思ってしまいがちなど)もあり、恥ずかしくさえ感じました。
2日目:
高校中退と貧困問題 青砥恭(関東学院講師)
「みんなで高校に行こう」ー江戸川中3勉強会から 若井田崇(江戸川区役所職員)
《内容》
高校中退後の若者達は社会の最底辺にいるといいます。その原因として家庭の貧困、教育への意欲のなさ、低学力(15歳になってアルファベットが書けない、九九がやっと、ひらがなを間違える)などがあげられます。家庭の貧困が、資源が乏しく人とのつながりをもてなくて孤立化してしまう子どもを生み出していきます。
そのような子どもたちの高校進学への支援をしようと発足したのが
‘江戸川中三勉強会’です
勉強ができないのは本人の責任ではなく、社会と大人の責任であるのに学校では理解が得られず高校進学を断念せざるを得ない心境にさせられた子どもを高校進学できるよう、学校と子どもを説得し、サポートを行っています。
中には高校入試の制度をまったく知らず受験できることさえ知らずに卒業した子どももいたそうです。
しかし進学はさせたものの中退をしてしまうことが多く、入学後や中退後の支援が今後も課題になっているといいます。
《感想》
会場には40人強の参加者がいましたが、約9割は中学校の教職員の方でした。
周りの大人からの理解が得られないがために孤立化し、適切な判断や選択ができないでいる子どもが少しでも減ると良いなと、熱心にシンポジウムに参加されている教職員の方々を見て思いました。
以上です!途中私の感想になっていたり私の言葉になっていたりします。すみません。
また他の分科会に参加したメンバーが付け足しをしてくれます!
非常に勉強となった2日間でした。
講演やシンポジウムの内容に対して今すぐできること(学生運動とか)はありませんが、今目の前にあることに精一杯取り組んで行きたいです。
そしてそれがそれぞれの将来で生きる力になっていけたらいいなと思います。
終わった後は全進研の委員長の綿貫先生とお話をさせてもらいました。
働くことと生きることの意味について改めて考えさせられました。
面白く、心が広く温かい綿貫先生が素敵でしたこんな大人がたくさんいればいいのになぁ
以下、田邉追記(210810朝)
2日目分科会(きゅうりんとは違う分化会に参加しました)
テーマ「社会的養護の下で暮らした人たちへの進路(自立)支援」
講師:渡井さゆりさん(日向ぼっこ代表)
:高橋亜美さん(自立支援ホームあすなろ荘)
《内容》
最初に、渡井さんから、社会福祉(特に児童福祉)の仕組みとかの全体的な説明。
その後、日向ぼっこの活動内容やら理念・目標やらのお話。
高橋さんからは、あすなろ荘の入居契約書をもとに、自立支援ホームの仕事・役割や理念を、熱く話してくださいました。
《感想》
質疑応答や、その後の話の中で思ったこと。
・学校の先生の中にも、児童養護施設とかについてほとんど知らない人も多いのだと知り、驚き。
・日向ぼっこのような、施設を出た後の相談機関のようなものはまだ数が少ないうえ、退所者の大多数はその存在すらも知らないらしい。
・施設退所者の人数やその年齢などという、基本的な統計データすら取られていないが現状らしい。統計的なデータが即効性の処方箋につながるわけではないけど、これも自分にとっては驚きでした。
他の感想はきゅうりんと概ね一緒。講師のお二人も、司会の黒田さん(児童養護施設の長、他にもいろいろ)も、それぞれすごく魅力的な人たちで、うちらの応援もしてくれました♪
一日しか参加できなかったけど、やっぱり参加して良かったなーと思いました
他のスタッフがこのページを見つけて教えてくれました。
大会へのコメントを拝見して、感激しました。
これからもよろしくお願いいたします。
きゅうりん、月曜の夜にやるとか言っておいてごめんね><
ありがとうございます。
個人的に、質疑応答で質問されていた中学校の先生はとても熱心そうで心打たれました。もっと児童養護施設のことなどに関する知識が広まってくれるといいです。
私自身、自分の知識不足を改めて感じました。
特に自立支援ホームの詳しい話を聞けたのはこのときがはじめてだったので・・・とても興味深かったです。
ああいうフォーラムはすごくいい機会になりますね!
私も少しだけでも参加できてよかったです^^