流行のお菓子だったり、せいぜい芸能人の人気ならまあいいのですが、最近は選挙の結果にまで影響を及ぼすようになったネット。
買ってきただけの初期状態のパソコンではまだTCP/IPで通信できなかった頃からのパソコン使用者としては、色々と思うこともあります。
こと「SNSでみた、きいた」という話であれば、まず確認した方が良いだろうと考えていることとして、その人はSNSで発信者をフォローして普段から追っているのか、またアカウントの種類にもよりますが、発信者のおおよそ確からしい正体を確認しているのかどうかがあります。
多くのSNSでは、「おすすめのタイムライン」が真っ先に表示されるわけです。その中身は、運営が出稿してくれている広告主の方を向いて決めたおすすめです。そんなおすすめの中で、利用者に響く物言いで指を止めたりすれば、広告主の意向に沿った内容で、利用者が好む物言いの投稿が集められていくでしょう。
だからフェイクだとか何だとかそれ以前に、一つ一つの投稿や、広告事業を行う運営に悪意がなくても、結果として惑わすような情報が集まってしまうのかもしれません。
これはリテラシーを身につければ大丈夫というものでもないと考えています。広告事業者なんてそんな甘っちょろいものじゃないでしょう。
ただ、休肝日ならぬ、休情日を設けるのはいいかもしれません。1日くらい情報を追わなくたって死ぬことはないという事実を体感しておくのは、騙されないことだけでなく、普段取り入れてる情報をゆっくり自分の頭で考える機会にも繋がると思います。