今でこそゲーム分野でシナリオなどを書いていますが、出身は工学部です。
工学というのは、目の前で機械なりが正しく動くことが大事なので、理屈の上ではへんなところが後から指摘されたとしても、現状目の前で正しい結果を出している機械をいきなり直し始めたりはしません。よく、新しい車のエンジン開発などで、燃焼の様子などは最近まで直接観測したり出来なかったというような話がドキュメンタリーなどで取り上げられることもありますが、まさに工学ですね。燃焼の詳しい様子はよく分からないけど、結果として狙い通りの数値が出力として出ているならば気にしないという姿勢です。
で、プログラミングはどっちだろう、と思った次第です。
ゲームの演出など、狙った見た目を実現するために工夫した数値は、実はあんまり意味がなかったというような場合でも、結果としてディレクターがOK出す画面になっていたら気にしないといえば気にしないのですが、プログラミングは理学的というか、やはり間違っているとエラーで実行不能だったりしますから。