田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

わきて見む老い木は花もあはれなりいま幾たびの春に あふべき 西行  麻屋与志夫

2015-04-10 17:43:52 | ブログ
4月10日 金曜日

●小説を書く。
裏話。
わたしの場合。
なにげない日常生活の中で、ふと、これは書ける。
と閃く瞬間がある。
実生活でテレビを見ていて、新聞を読んでいて、読書の合間に、ケースバイケースだが――。

●そうした閃きを感じた時には直に書きだす。
最初の一行が決まれば書きだしてしまう。

●なんの準備もしない。
ストーリーがどうなっていくかわからない。
だから、長編よりも短編、短編よりもショートショートにわたしは向いている。
「ある田舎町の学校の怪談」と「超短編」を連載している。
「超短編」の1~50話は「アサヤ塾の窓から」というタイトルになっている。
なんらかの意味ですべてアサヤ塾に関連したところからネタを吸い上げている。
現在進行中の51話からは、「老いの窓から」というタイトルにしたい。
だから主人公はすべて老人だけにしぼっている。

●前作の「皇紀2675年の花の下にていま死なん」はかなり自信がある。
いかがでしようか?
毎年、御殿山と千手山公園に花を見に行く。
ありがたいことに、わが家から数分の距離にある。
そして花の季節になると西行の歌を思い浮かべる。
そう、あの有名な「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」から「春死なん」を「いま死なん」としていただきました。
「わきて見む老い木は花もあはれなりいま幾たびの春に あふべき」 からは老いた桜の木のロウタケタ美しさと哀れのイメージをいただきました。
わたしなりの大好きな西行へのオマージュ(仏: hommage)です。

●文学作品は読書を重ねて行くと、ああ、これはどこから、誰から影響をうけている。
などといことがわかってきます。
それも楽しみ方のひとつです。

●さて、これから桜を楽しみにカミサンと散策に出かけます。

    

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

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