電車にて。
その日の車内、座れはしないが、まあゆったりと立っていられる、そんな感じだった。
鞄から本を取りだし読んでいた。
そんなうららかな休日の午後を引き裂く、あれがやってきた。
まだまだいるものですね。
イヤホンからの音漏れおねーちゃん。
シャカシャカ程度なら気にも止めないが、女性ボーカルが恋だの、切ないなどと歌っている歌詞が聞こえるのは明らかにやりすぎだと感じた。
隣の車両へ移るのも面倒だったので、結果的に我慢したわけだが、読んでいる本の内容は3割ほど頭から滑り抜けていった。
また、読んでいた本が懐かしの椎名誠だったので、思考回路は完全に椎名誠にのっとられていた。
椎名誠的思考におちいる。
「ぬぬぬぬぬ、こんなことでおれの人生良いのであろうか。こと無かれ主義でただじっと我慢する。この濁り目バカ女だけがいい気分で音楽を聴き、乗客はこの女と騒音が存在しないかのようにふるまう。おれの人生というものは果たしてこのようなものだったのであろうか」と「さらば国分寺書店のオババ」風に考えたのだった。
その日の車内、座れはしないが、まあゆったりと立っていられる、そんな感じだった。
鞄から本を取りだし読んでいた。
そんなうららかな休日の午後を引き裂く、あれがやってきた。
まだまだいるものですね。
イヤホンからの音漏れおねーちゃん。
シャカシャカ程度なら気にも止めないが、女性ボーカルが恋だの、切ないなどと歌っている歌詞が聞こえるのは明らかにやりすぎだと感じた。
隣の車両へ移るのも面倒だったので、結果的に我慢したわけだが、読んでいる本の内容は3割ほど頭から滑り抜けていった。
また、読んでいた本が懐かしの椎名誠だったので、思考回路は完全に椎名誠にのっとられていた。
椎名誠的思考におちいる。
「ぬぬぬぬぬ、こんなことでおれの人生良いのであろうか。こと無かれ主義でただじっと我慢する。この濁り目バカ女だけがいい気分で音楽を聴き、乗客はこの女と騒音が存在しないかのようにふるまう。おれの人生というものは果たしてこのようなものだったのであろうか」と「さらば国分寺書店のオババ」風に考えたのだった。
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