夕刻間近。約束の埠頭に車を乗り入れた。ミツオ達の乗船するフェリーはすでに停泊している。二人を待ち構えていた須田が近づいてきた。
「時間どおりですね」
「時間厳守がモットーなんでね」
「このフェリーに乗れば良いのですか」
エリーが須田に聞く。
「船旅といいましたが、こちらの船に乗り込んでいただけますか」
須田が指し示した方角には、車が10台ほど格納出来るほどの巨大なコンテナを抱きかかえた、空飛ぶカーゴがあった。
「海上を飛んでいくのか」
「そうです。なにぶん定期便の存在しない場所に行ってもらうために、なんとか手配しました」
「約3日間の生活はどうなりますか?」
「ご安心ください。乗客はあなた達だけです。あのコンテナの中は特別仕様になっていて、ガス、水道、お風呂、食材、すべて完備しておりますのでご安心ください。車を中に入れてすぐ出発です」
係員と須田が車を誘導する。
係員がコンテナの扉がゆっくりと開く。車を一台固定する場所が用意されていて、扉で仕切られている。ミツオは駐車位置に車を停車した後、車止めにより四個の車輪が固定された。下車したミツオは係員に室内に移動するように促された。
「では、よろしくお願いいたします」
コンテナの扉が外から閉められる。その隙間から須田が声をかけている。ガチャリと重い音に続いて、ロックされる音がこだました。
二人は仕方なく部屋へと続くであろう扉を押し開けた。
「時間どおりですね」
「時間厳守がモットーなんでね」
「このフェリーに乗れば良いのですか」
エリーが須田に聞く。
「船旅といいましたが、こちらの船に乗り込んでいただけますか」
須田が指し示した方角には、車が10台ほど格納出来るほどの巨大なコンテナを抱きかかえた、空飛ぶカーゴがあった。
「海上を飛んでいくのか」
「そうです。なにぶん定期便の存在しない場所に行ってもらうために、なんとか手配しました」
「約3日間の生活はどうなりますか?」
「ご安心ください。乗客はあなた達だけです。あのコンテナの中は特別仕様になっていて、ガス、水道、お風呂、食材、すべて完備しておりますのでご安心ください。車を中に入れてすぐ出発です」
係員と須田が車を誘導する。
係員がコンテナの扉がゆっくりと開く。車を一台固定する場所が用意されていて、扉で仕切られている。ミツオは駐車位置に車を停車した後、車止めにより四個の車輪が固定された。下車したミツオは係員に室内に移動するように促された。
「では、よろしくお願いいたします」
コンテナの扉が外から閉められる。その隙間から須田が声をかけている。ガチャリと重い音に続いて、ロックされる音がこだました。
二人は仕方なく部屋へと続くであろう扉を押し開けた。
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