目をつむって自身の記録アーカイブを探っていたエリーが、カッと目を見開いた。
「同姓同名でなければ超有名人です。伊集院 銃朗は軌道エレベーターのプロジェクトリーダー」
両手を広げてエリーは叫んだ。
「やはりそうか」
ミツオが自身の考えが正しいことを確信した次の瞬間、二人の体が宙を舞い始めた。床に足を下ろそうとしてもなかなか下ろすことが出来ない。
「須田の奴、俺たちをコンテナごと軌道エレベーターに乗せやがった。数日上昇し続けているとしたら、ついにエレベーターが宇宙空間に到達したらしい」
ミツオは思うように向きをコントロールできない自分の体をもてあましながら話す。
「手の込んだことをしてまで届けたい手紙と小箱に、一体なんの目的があるのでしょう」
エリーは本格敵に無重力空間を泳ぎ始めた。
「俺はすごく悪い予感がしてきた」
ミツオは背筋が寒くなってきたような錯覚を覚える。ミツオは冷静になるようエリーにうながしながら話す。
「あと数日はかかるだろうが、必ず上階でエレベーは止まる。その前に手紙はどうする。読むか」
「どうしましょう」
二人はふわふわと浮遊しながら考える。
「同姓同名でなければ超有名人です。伊集院 銃朗は軌道エレベーターのプロジェクトリーダー」
両手を広げてエリーは叫んだ。
「やはりそうか」
ミツオが自身の考えが正しいことを確信した次の瞬間、二人の体が宙を舞い始めた。床に足を下ろそうとしてもなかなか下ろすことが出来ない。
「須田の奴、俺たちをコンテナごと軌道エレベーターに乗せやがった。数日上昇し続けているとしたら、ついにエレベーターが宇宙空間に到達したらしい」
ミツオは思うように向きをコントロールできない自分の体をもてあましながら話す。
「手の込んだことをしてまで届けたい手紙と小箱に、一体なんの目的があるのでしょう」
エリーは本格敵に無重力空間を泳ぎ始めた。
「俺はすごく悪い予感がしてきた」
ミツオは背筋が寒くなってきたような錯覚を覚える。ミツオは冷静になるようエリーにうながしながら話す。
「あと数日はかかるだろうが、必ず上階でエレベーは止まる。その前に手紙はどうする。読むか」
「どうしましょう」
二人はふわふわと浮遊しながら考える。
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