ガザ北部の三地区、ガザ市、ジャバリア、ベートラヒア地区をイスラエル軍が包囲し、住民を機餓死に追い込んでいる。避難勧告を出しているというが、包囲から若者は脱出できない。避難しようとすれば、検問で拘束される。カマル・アドワン病院では、患者さんを見捨てることを拒否し、避難しなかった病院スタッフ45人が拘束された。拘束後はイスラエル軍の拷問が待ち受けているのだろう。
ガザ北部には戦車が侵攻し、家を一軒一軒爆破している。爆破だ。ネタニヤフ政権はガザ北部をすべて瓦礫都市、そこに新たな入植地を建設する意図を隠さない。これはガザ北部だけではない。いずれはガザ全土に拡大するのだろう。
ネタニヤフはトランプが大統領に就任する前に、レバノン停戦をトランプの成果として届けようとしている、ガザは違う。トランプ就任までに虐殺・爆破をどれだけやれるのかの陣取りを狙っているのだろう。ガザ北部のみならず、ガザ全域への生活物資の搬入が止まっている。飢餓死はガザ北部だけではなく、全土に広がりかねないようだ。
ギャング。悪徳商人そしてハマスがガザの人々の生きる糧を奪っている。イスラエルは、ニヤリとしながら、国内とアメリカに向かっては人道的環境の改善をアピールしている。
これらの大量殺人は密かに行われているのではない。国際ニュースで日々世界に届く。無関心は、もはや加担者としか言いようがない。停戦だ、今すぐの停戦が飢餓死を避ける道だ。何かができるはず。停戦に向かって、できることをやりたい。
イスラエルの70%の人が停戦を求めているという世論調査が報告されている。道は違っても。この停戦を求めている人たちと結びつくことはできるのではないだろうか。