On The Road

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6-15

2010-03-11 07:26:00 | OnTheRoad第6章
 やっとクリームスパゲッティを食べ終えたところで、オバサンがコーヒーを運んできて、「最後にシャーベットを出すけど、すこしおしゃべりでもしていてね」と言った。朝のブラックコーヒーにこりた僕は砂糖を1杯、あずはミルクだけコーヒーに入れた。
 オバサンがお皿を下げてキッチンに行ってしまうと、コーヒーを一口飲んであずが話しはじめた。「私は7年間何をしていたんだろうね」

 何をしていたのかはあまり知らないけど、こうしてまた会えたし、前より恋人どうしみたいになれたし、結果オーライって気もする。
「きっと、あずにも僕にも時間が必要だったんだよ」

 「それにしても7年は長いでしょう」。あずはコーヒーカップのふちをナプキンで拭いた。「おかげで私は余計なレンアイをケーケンしちゃうし」

 「あずの前のカレシのこと、3つだけ聞きたい。どこが僕より好きだった?僕はカレに勝てない?あずはまだ好きなの?」

 あずは首を横に振りながら目を伏せた。「もう好きだったのかどうかわからない。とにかく大人だった」


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