正確には年越しはさせられないんですが、その主旨で年の瀬間際に母を帰宅させます。
老いました。
認知症が進んで攻撃性が強くなり、また、帰宅願望も強く施設に馴染まないので安定作用のある薬剤の処方やむなしとしました。
帰宅願望や攻撃性が抑えられたことは良かったのですが、気力も弱くなってしまいました。
転倒して骨折入院したことが主因なのか薬剤の副作用が主なのか? 歩行には転倒のリスクが伴うそうです。
帰宅する前に水仙を見せようと思いましたが、関心も体力もないようです。 途中で反転します。沿道の水仙はかすかに一輪といった程度です。
父の施設に寄ります。
父は体幹麻痺があって素人介護ができないので帰宅はご遠慮です。
この年末はとても冷え込みました。
決して広くはないのですが、2.3人で過ごすには広すぎるし、隙間の多い田舎の家は寒い~
それもあってか、夜から朝、小用が4回ありました。 一人では危ないので寝ずの番みたいなもんですね。複数日はむずい。
新年には水仙があったはず・・・
そう思って翌日頂上付近に登ってみます。
やはり、もう咲いているんですよね。
眺望はききません。 風が強く、雪が混じりそうです。
中ほどの ”ひょっこりひょうたん島”(戸島)は、熊本県、その奥の大きな島影(長島)は鹿児島県です。
海流が速いということはあるんですが、ほんとに指呼の間です。歴史的に武力衝突がくりかえされたり、その拠点になったりしたようです。
こんな狭い海を見下ろしていると思いが浮かびますね。
東北の海も寒いけどもあたたかい海だったはず・・・
さー正月。両親と親戚に挨拶して帰ります。
積雪の心配は必要なかったようです。
昼食に立ち寄ります。 その窓から。
普賢岳は雲間に隠れています。 雪?の条が見えます。
わずかな白波ですが、実際海上に出るとこれくらいでも中小船舶だと死ぬほど怖い・・・ですね。
食事が来ました。
海(開)運膳だそうです。 正月ですね。
今日の造りは、コロダイとスズキとか。 どちらもうみゃい~
煮付けはカジキマグロ。甘すぎる味付けだと思うんだけど、その甘さに魚自体が負けてない感じですね。これもうみゃい。
ところてんは自家製だとか・・・しょっちゅう通るのに初めて入った店でした。
この辺には魚を食べさせる店が沢山並んでいたと思うんですけどね~
はし袋の裏、掛けているそうですが、念を込めたというイチゴをもらいました。 こんな字書きて~な・・・
船は航行中ではなく、停泊中です。
しかし、右を向いたり左を向いたりしています。 強い風波ですね。
普賢岳は、非常に粘性の高い溶岩を噴出します。
それが溶岩ドームを形成し、崩壊すると超高温な火砕流となって山をかけおります。
極最近は、20数年前。”も” なのか ”たった” なのか・・・ たくさんの方が犠牲になったのを記憶しています。
普賢岳を含む雲仙も故郷のありがたい山でしょう。しかし、実にあらあらしい山群です。
江戸期には、前衛の眉山(上の写真ほぼ中央の高み)が山体崩壊を起こし、島原城下を通過して一気に海に達しました。
船の舳先に見える小島がその一部?かな。眉山山腹のくぼみが崩れ落ちの痕跡でしょう。
その崩壊山塊が津波を起こし、対岸肥後に押し寄せる、肥後に達した津波は反射して再び島原を襲う・・・そんな恐ろしい災害、”島原大変肥後迷惑” の中心舞台がこの辺だったことでしょうね。コエ~((;゜Д゜))
島の裾には氷河期の地形が残るとも・・・不整合、ケスタ・・古代特に荒ぶる地だった記憶の残る地ですね。
熊本駅着
背景の仏舎利塔のある丘が花岡山。西南戦争の折には薩軍の熊本城砲撃陣地があったとか。(・・・近いんだけど届かんだったとか・・。・"(>0<)"・。)
ずーっと離れたというか、別の大陸のビルの中のコンピューターから一人の兵士を狙撃できる現代から考えると平和というか・・その逆なのか・・・
新幹線においでいただき熊本もこぎれいになりました。
熊本には路面電車が残るんですよね。
運転士さん・・降りているときは車掌さんでしょうか、体をよじってみたり、もじもじしたり・・・そう、寒いんです~
さほど高いビルではないですが、指折りの高層ですね。駅前では・・
そろそろ時間です。
九州新幹線はゆったりでいいですね。
乗ってすぐに筑後川を見ます。 軍都、商都久留米の地です。 九州内では大きな都市ですがみずほは飛ばします。 ・・って言うか、九州地元民はあまり鉄道自体乗らないしね・・
山なみが見えないのはずばり雪でしょう。
車庫を過ぎました。ほどなく博多ですね。
熊本・博多間は約30分です。
開通前は特急でも1時間半はかかっていました。
車両自体の性能もありますが、それを引き出すために設置された直線経路そのものの力ですね。長いトンネルが物語ります。
その先は乗りなれた山陽新幹線です。直通はうれしい。
いたらぬことをグダグダと書き連ねました。
いたらぬことを当り前にやっていける時世が続いていきますように~(-人-)