始める前、入場してきた参加者の「ここの図書館素敵ですねえー」という大きなひと声に、思わず頬が緩んでしまいました。今回朝日新聞の神奈川」マリオンに掲載して戴けたこともあり、横浜から3名、藤沢、小田原、二宮と町外の方が多く二宮、小田原の「読書会」のメンバーの方も数名いらして、細かな字でびっしりとメモされる姿も見られ、賑やかで、充実した読書会になりました。
最初にコーデイネーターの石井さんが石川達三の年譜を解説。早稲田大学を卒業した後、ブラジルに移民した時のことを書いた「蒼氓」が第1回の芥川賞受賞したことや、高度成長期の時代背景、作品の登場人物の相関関係を説明されました。
参加者のコメント
* 小田原から来ました。物語を読んでサラリーマンの心象風景が良く描かれていると思う。真面目な生き方から逸脱したいという気持ちは理解できる。
* 神武景気や太陽の季節など日本全体が浮かれていた時代。55歳定年の時代で、48歳は、自分自身も転職した時期でした。新聞小説なので大衆迎合の感じがします。
* 今回 芥川賞の「蒼氓」も読んでみた。同じ作家の作品とは思えないほど難しかった・
来月 3月4日(土)に文学散歩を予定しています。
戦後、大磯に暮らした大岡昇平、獅子文六、石川達三の足跡を訪ねて、大磯をそぞろ歩きます。
参加者 9名
スタッフ 6名
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