今日は、昨日の続き。
ろう者や手話について知ってもらうきっかけになる児童書を紹介します。
耳の聞こえない子がわたります
マーリー・マトリン/作 日当陽子/訳 矢島真澄/絵 フレーベル館 2007年
耳の聞こえないミーガンの近所に内気なシンディが引っ越してきます。
自分の気持ちを伝えるって難しいけど、分かり合えたらとてもうれしい。
お互いに成長して最高の友達になっていきます。
わたしたち手で話します
フランツ=ヨーゼフ・ファイニク/作 フェレーナ・バルハウス/絵 ささきたづこ/訳 あかね書房 2006年
聞こえない人の生活ってどんなかんじなんだろう。
お互いを知ると、楽しいことがたくさんあることに気づきます。
どんなかんじかなあ
中山千夏/ぶん 和田誠/え 自由国民社 2006年
いろいろなお友だちがいて、その子のことを考えてみる。
自分との違いを知って、相手を思いやる気持ち、大切ですね。
ぼくのだいじなあおいふね
ディック=ブルーナ/え ピーター=ジョーンズ/ぶん なかがわけんぞう/やく 偕成社 1986年
耳の不自由な男の子ベンの生活を描いています。
聴導犬について知る本
聴導犬ものがたりジェミーとペッグ 月刊たくさんのふしぎ 1999年11月号(第176号)
有馬もと/文 MAYUMI/写真 福音館書店
イギリスの聴導犬について
聴導犬ものがたり捨て犬みかんとポチ
有馬もと/文 MAYUMI/写真 佼成出版社 2000年
日本の聴導犬について
愛犬ボタンはぼくの耳 -聴導犬ものがたり-
リンダ・イェトマン/著 くめみのる/訳 偕成社 1991年
イギリスの童話。
フィリップ少年のところにもらわれてきた子犬のボタンは、
少年の耳が不自由なことを知り、自分がその耳になろうとしましたが、
フィリップとの突然の別れが訪れます。
その後、聴導犬の才能を見出されて訓練を受け、幾変遷を経て、
最後にフィリップと劇的な再会を果たします。