すっかり春だ!
家の玄関前に一カ所、常に水が溜まって池のような場所がある。
土を入れてもすぐにまた沈んで水がたまる。
毎年、いっそのこと池にして、魚でも放すか。とやけくそな発想をしてみたり、
花器に見たて、大きな柳の枝などを活けて、そこを車が通らないようにしたりした。
根本解決するには大掛かりな土木工事が必要らしく、夫は何故かこの件には消極的。
雪解けと共に地表が表れると、自動的にやはり池が顔を出した。
凍っていた下の土が融け、そして太陽と風が力を合わせて土を乾かしたころを見計らい
池の水をスコップで汲み出して均し、2トントラックに一杯の火山礫を敷いた。毎年恒例。
この美しい状態がいつまでも続けばよいが、いつの間にかまた不思議なことに池になるのだ。。。。
敷地のまん真ん中にぽっかり水たまりができて、その上を毎日毎日宅配便の車がバシャバシャと通り、自分も通り、
いつもいつも足元がぐちゃぐちゃで「すみませんすみません!」と来てくれた人ごとに頭を下げてきた。
自分の一番気になるそこに 15年間何んの解決策も打つ気のない夫に抗議するエネルギーも無くなっていた。
そして、年に一度、春先の雪解の後にダメ元で土を敷き続けてきた。
今年もやれやれやっと池が埋まった、と一息ついたとき、時々思い出したように送られてくる冊子がポストに入っていた。
開くと ≪水が玄関周りに集まるのは吉≫≪本当は池とかがあればよいのですが≫という文字が目に飛び込む。
読み進めると、なるほど、確かに、、、とうなずくことあり。この水たまりは幸福の水たまりだったのか!?
かんがえてみれば、こうしてこの地に受け入れられ、マオイ山の恵みを受け、日々息災叶えられている。
毎週この場所へ私たちを元気にする野菜が到着し、そしてこの場所から野菜たちは各家庭に出発してゆく。
お互いの健康と幸福を願い、その気持ちを米や野菜や果物に託して毎日を生きる人たちがいる。
その思いを受け止め、その米や野菜や果物を、家族の健康と幸福のために活かさんと生きる人たちがいる。
その愛の循環の様を、この水たまりは鏡になって映してくれているというのか。。。。
山の神様や、夢と希望を抱きこの地を開拓した人たちの素朴な思いが結集され
この場所に訪れるすべての存在に「幸いあれ」と見守られていることを感じずにはいられない。
毎年この時期、うっかり埋めてしまうのも、何か意味があるのかもしれず、、、
強欲に掘り返さずに、少し休んで頂こう、水たまりの力に依存することなく幸福に生きる自分になるために。。。
家の玄関前に一カ所、常に水が溜まって池のような場所がある。
土を入れてもすぐにまた沈んで水がたまる。
毎年、いっそのこと池にして、魚でも放すか。とやけくそな発想をしてみたり、
花器に見たて、大きな柳の枝などを活けて、そこを車が通らないようにしたりした。
根本解決するには大掛かりな土木工事が必要らしく、夫は何故かこの件には消極的。
雪解けと共に地表が表れると、自動的にやはり池が顔を出した。
凍っていた下の土が融け、そして太陽と風が力を合わせて土を乾かしたころを見計らい
池の水をスコップで汲み出して均し、2トントラックに一杯の火山礫を敷いた。毎年恒例。
この美しい状態がいつまでも続けばよいが、いつの間にかまた不思議なことに池になるのだ。。。。
敷地のまん真ん中にぽっかり水たまりができて、その上を毎日毎日宅配便の車がバシャバシャと通り、自分も通り、
いつもいつも足元がぐちゃぐちゃで「すみませんすみません!」と来てくれた人ごとに頭を下げてきた。
自分の一番気になるそこに 15年間何んの解決策も打つ気のない夫に抗議するエネルギーも無くなっていた。
そして、年に一度、春先の雪解の後にダメ元で土を敷き続けてきた。
今年もやれやれやっと池が埋まった、と一息ついたとき、時々思い出したように送られてくる冊子がポストに入っていた。
開くと ≪水が玄関周りに集まるのは吉≫≪本当は池とかがあればよいのですが≫という文字が目に飛び込む。
読み進めると、なるほど、確かに、、、とうなずくことあり。この水たまりは幸福の水たまりだったのか!?
かんがえてみれば、こうしてこの地に受け入れられ、マオイ山の恵みを受け、日々息災叶えられている。
毎週この場所へ私たちを元気にする野菜が到着し、そしてこの場所から野菜たちは各家庭に出発してゆく。
お互いの健康と幸福を願い、その気持ちを米や野菜や果物に託して毎日を生きる人たちがいる。
その思いを受け止め、その米や野菜や果物を、家族の健康と幸福のために活かさんと生きる人たちがいる。
その愛の循環の様を、この水たまりは鏡になって映してくれているというのか。。。。
山の神様や、夢と希望を抱きこの地を開拓した人たちの素朴な思いが結集され
この場所に訪れるすべての存在に「幸いあれ」と見守られていることを感じずにはいられない。
毎年この時期、うっかり埋めてしまうのも、何か意味があるのかもしれず、、、
強欲に掘り返さずに、少し休んで頂こう、水たまりの力に依存することなく幸福に生きる自分になるために。。。