東京こころ

心のこえ

一番の罪びとたち

2011-04-15 | Weblog
「原発立地もしくは立地予定の
 自治体首長の9割が
 原発の安全性が揺らいだ」

(それでも、この期に及んでも
 安全にしてくれればOK?らしい)

・・との記事を目にして
”安全神話”刷り込みの凄さと
彼らの認識不足に
かなりがっかりです。

ドイツでもフランスでも
福島の惨状を知り
多くの首長たちが
”凍結&廃止”と
市民の安全を優先して決断しているのです。

現在進行形の原発被害当事国の
原発立地関係首長たちが
”安全性に懸念を表す”
だけで良いのでしょうか?



以前に北朝鮮問題があった時、
同国の学生に罵声をあびせたり
チマチョゴリを傷つけたりと
日本の一部の人々は、
抵抗のできない弱者など
本質とは関係のないところに
攻撃をする傾向があります。

今回の東電の原発事故でも
同じような現象があるようです。

例えば
東電検針員等々に罵声をあびせたり
東電社員の高給に文句をつけたり・・

物事の本質をみれば
方向がブレまくりです。
それらは
単なる感情のはけ口を
より小さな所へ出しただけです。


本来向くべきところは、
原発産業に群がってきた
経産省を始めとした
学者、議員、東電トップ陣たちにです。


さらに
東電経営者たちは
湯水のごとくのCM料で
大手マスメディアを牛耳り
茶の間の人々の洗脳してきたのです。

マスメディアも
薄々と原発のマズサを知りつつも
”電気がないと困る”話にすり替え
ぬくぬくと東電CM料の恩恵に与かってきました。
原発がないと
電力が不足というインチキなからくりを
声を出して伝えるべきなのに、
今もって
”節電”の音頭をとるばかりで、
物事の本質すり替えに邁進しています。

”ACのCM”も
”節電”も
原子力問題から目を反らせる
カラクリがあると思うのです。


そしてなにより断罪されるべきは、
斑目教授のような推進派学者たちです。
彼らは
原子力の何たるかを承知していて
(人の手に負えないモノの認識あり)
廃炉に至るまでの長い時間や
非効率性や放射性物質の危険性を知りつつ
”安全神話”で
無知の人々を欺いてきたのです。



同じ原子力を研究しつつも
原子力の危険性を知り
反原発に転向した研究者もいます。
不幸にも原発事故が起こって
初めて
少数派の彼ら研究者に
光が当たり始めました。

彼らのおかげで
原子力無知な私たちも
原発の欺瞞性や放射性物質の怖さを
正しい知識のもとに
知る事が出来ました。

引き返すのは今、
今を逃したら
未来はないのかもしれません。



反原発の大きなうねりを期待しますが
個々人の自覚と反原発啓蒙を願います。

1 コメント

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洗脳 (Lahainaluna)
2011-04-26 16:45:29
学校の教材に原発推進の冊子が無料で配られているのには驚き。子供の頃からの洗脳を実施してる大本営みたい。
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