東京こころ

心のこえ

憲法前文対比

2013-06-20 | Weblog
現憲法の要である
”国民主権”を放り投げた
自民党改正草案の前文↓

「日本国は、
 長い歴史と固有の文化を持ち
 国民統合の象徴である
 天皇を戴く国であって、
 国民主権の下
 立法、行政及び司法の三権分立に基つ”いて統治される。

 我が国は、
 先の大戦による
 荒廃や幾多の大災害を乗り越えて発展し
 今や国際社会において重要な地位を占めており、
 平和主義の下、
 諸外国との友好関係を増進し、
 世界の平和と繁栄に貢献する。

 日本国民は、
 国と郷土を誇りと気概を持って
 自ら守り、
 基本的人権を尊重するとともに、
 和を尊び、
 家族や社会全体が互いに助け合って
 国家を形成する。

 我々は、自由と規律を重んじ、
 美しい国土と自然環境を守りつつ、
 教育や科学技術を振興し、
 活力ある経済活動を通じて国を成長させる。

 日本国民は、
 よき伝統と我々の国家を末永く
 子孫に継承するため、
 ここに、この憲法を制定する。」


  * * * * *

自民党憲法改正草案前文への
個人的なツッコミですが・・
(長い歴史が証明するように権力は暴走する)
だから憲法とは権力者を縛るもの
なので、
国民の上に戴くものなどありえません。
・・天皇を戴く・・はオカシイ
現憲法の
「主権が国民に存すること」からも逸脱

・・国民は国と郷土を守り・・もオカシイ
国民が守るべきは”個々の人権”
・・国民は基本的人権を尊重・・の文言はアベコベ
人権を守るべきは権力者側

・・美しい国土と自然環境を守りつつ・・
と謳っているけど・・
(長い間の自民主導の原子力政策で)
福島の郷土破壊と自然環境破壊を脇に置いたまま、
・・活力ある経済活動を通じて国を成長させる・・
とそれらをぶち壊すTPPに前のめりな自民党政権
謳っている事と
行ってきた事とが矛盾だらけでしょう!


・・よき伝統と我々の国家を末永く子孫に継承・・
と自民は言うけれど
私たちが子孫に継承したいモノは
”平和を維持し
 専制と隷従、圧迫と偏狭を
 地上から永遠に除去すること
 平和のうちに生存する権利”


決して国を守るために
個人を殺してはならない!


憲法の主人公は、
国や天皇ではなく
私たち一人一人でしょう!


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