東京こころ

心のこえ

錯覚

2008-07-08 | Weblog
暗闇に光るネット画面の
数多の書き込み

それらに注ぎ込まれる
視線の数々

が、それらは単なる傍観者たち

何処の誰とも分からない
慟哭に
元々耳を傾けない
ましてや
誰かが救ってくれるなど
妄想でしかない


ネット依存の落とし穴
ネットで救われるとの錯覚


その者の主張が受け入れられるのは
何時だって正規のルートを通る


殴り書き・書き捨て世界では、
数多の書き込みにウズモレテ
直ぐに忘れられていくだけ・・


ネット画面の幻を
唯一の寄り所とした者の
哀しくて残酷な結末


  *  *  *

精神科医斉藤学氏のことば

「自分がもう一人の自分に命じて
 キーボードを打たせている・・

 自分のコメントに誰も返答してくれないと
 嘆いていたようだが
 ”何言っている、
 自分という読者のタメに書いていたくせに”と思う」

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