
帰国なり。
いつものお鮨屋さんなり。
頭の中は完全にお鮨だったからね。
帰国後直行さ。
鮨屋のカウンタは座ると落ち着くし
途端にお腹が空く不思議なトコロ。
いつものネタを握ってもらう間に
ぬる燗とおつまみ。
燗は地酒景虎。
つまみは子持ち昆布と卵焼き。
いつものつまみ。ミョウガが美味しい。
ボクはまずこの3つコハダ、中トロ、穴子を握ってもらう。
これが食べられればまずは満足。
あとはその時の気分でお好みで握ってもらう。
ちょうど良くしめられたコハダが美味しい。
中トロ。
口の中で甘く溶けていく。
これが食べたかったんだよね。
うにも握ってもらって。
ちょっと小腹が落ち着いたら
またつまみを頼んでぬる燗をいただく。
そして締めにいくつか握ってもらう。
カウンターに座ったらお腹がグーって鳴るからね。
まずいつもの3貫を食べる、そしてつまみ、最後はお腹を軽く満たす程度に食べる。
これがボクのお鮨の作法さ。
ここの握りは飾りも何もないお鮨だけれどそれが美味しい。
ネタの大きさもシャリの大きさも無駄に大きくなく、
上品な大きさ。
主人とシャリについてお話をした。
江戸前のシャリはもう少し粘り気のないさらっとしたシャリだそう。
だけれどここは地元産のコシヒカリを使う。
だから江戸前よりコシヒカリ特有の粘りと甘さが加わる。
江戸前のシャリも好きだけれど
ボクはずっとコシヒカリを食べて育った。
だからコシヒカリのシャリが好き。
美的に見せるお鮨もあるけれど
ボクは素朴ですれていない田舎の女性の上品さのようなここの握りが好き。
純粋な日本食って、海外ではなかなか出会わないので。
昔ロンドンでお寿司食べた事ありますけど、全然美味しくなかった。
韓国でお寿司買おうかなと思ったら、なんか日本で見るお寿司と違った。
海外でのお仕事・・・、お疲れさまでした~
帰国した時もそうなんだけれど
出発する前も食べたくなるんだよね。
もうしばらく食べられないなって思うから。
海外でお鮨を食べるけれどなんだか・・・
でも長期出張しているとそれでも食べたくなります。
なんだかんだ言っても日本食はとても素敵です。