松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇蓼科へ行く

2016-06-20 | 5.同行二人

 近々、独立して、家を出る予定の二男に誘われて、蓼科へ行った。

 わが三浦半島から長野へは、圏央道ができて、ずいぶんと便利になった。子どもたちが小さいころ、もっぱら交通費を考えて、自動車で出かけたが、中央高速まで、16号線の一般道路を行かなければいけないので、常に大渋滞だった。そのトラウマで、長野は列車で行くと決めていた。

 今回は、二男の運転なので、車で行くことになった。

 実は、蓼科にはほとんど思い出がない。私たちが、もっぱら出かけたのは、蓼科の先の車山や霧ヶ峰である。学生時代、友人のI君と霧ヶ峰を歩いたのが最初である。その後、連れ合いと二人で何度か出かけた。この前、大掃除していたら、その時の写真が出てきた。

 子どもたちが大きくなるにしたがって、今度は、長野県でも菅平・ダボス方面に移った。そこに市役所の寮があって、ここを拠点にスキーや山歩きを楽しんだ。その後、懐かしくなって、一度、この寮を訪ねたことがあるが、経費削減で、売却され、思い出は遠くに行ってしまった。

 同じように、連れ合いの高校時代の思い出を訪ねたことがあるが、これは別に書いた

 中央高速の帰りは、あちこちで事故で、大渋滞となった。談合坂から相模湖まで、1時間半近くかかったが、これが実に楽しかった。3人でしりとりをやったからである。はじめて知ったが、しりとりでは、頭が「る」の言葉で攻めるのがコツのようである。語尾が「る」の言葉あるが、頭が「る」の言葉は少ないからである。

 ルターと答えると、タールと返し、ルクセンブルグと答えると、次はグーグルと返すのである。結局、3人で、「る」合戦となり、あっという間の渋滞通過となった。

 いい思い出ができた。

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