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ツバキの剪定

2010年02月08日 | ツバキ 椿

ツバキの剪定

根が鉢いっぱい位まで十分育つか枝葉が十分育つまでは剪定しない方が花もよく咲くし育ちもいいみたいです。他の主な花木と同様、花後が剪定の適期です。6月には花芽がついてしまうのでそれ以降に切ると来年花を見ることはできません。花芽は伸びた枝の先につきます。花が咲き終わったら(花が咲いているうちに切る人もいるそうです。)まず結実させないために花ガラを取ります。取る時には膨らんでいる雌しべも一緒に摘みましょう。子孫を残すというのは大変負担がかかるらしく小さい株に多くの花や種をつけると株が衰弱します。

新芽は春と秋に出てきて、とても楽しいですが剪定は根と葉とのバランスを整える、大きくなった株を小さくする、枝数を増やすという目的で行われます。花を楽しみたいときは基本、剪定しないという心構えが大事です。私もそうですが、いじりすぎは良くありません。やり方は、枝分かれしているところから葉を2つか3つ残して切り落とします。株を大きくしたくないときは葉を1つ、大きくするときは3つ残すなどのような考え方です。芽は葉の付け根から出てくるのでしばらくするとそこが枝になります。あまり1つだけ残すということをしないのは芽が出ない場合があるからです。(これは我流なので正しいかは解りません)こうすると、花は枝先につくので花数も多くなるし枝を見て根を想像するので根もよく分かれて発育がよくなるからです。最善なのはある程度発育した芽を残す事です。

それと元気なタケノコ芽を大事にすることです。私は普通の芽とタケノコ芽がどういう風に違っているかはよく知りませんが、育てていてこれが出てくるとグンと枝になり成長するようなのでタケノコ芽が多いと嬉しくなります。栄養が充分あって樹に元気がないと出てこない感じがします。(タケノコ芽は胴から出てくるものを言うらしいですが、花が咲いたときに花の根元から出てくるものもタケノコに似ていますので一緒にしています)幹の途中から元気良く出てくるもので株が元気な証拠です。芽吹いたあとの発育がよいのも特徴です。しかし剪定をするのに慣れて尚且つ株が安定しないとタケノコ芽を沢山出すのは難しいです。小さい芽よりも大きい芽を残せるようになりタケノコ芽を多く作る事がある程度目標になると思います。最初はタケノコ芽よりも、剪定をしないで花を見るという事になると思います。

ある程度、株が大きくなり安定してきたら安心して剪定できます。枝別れをいっぱいさせると花数も当然増えます。

あと、株を大きくしたくないけれど枝がもっと欲しい時などですが、椿は特に株の上ばかりが発育して下に枝ができないことが多いのですが、こういう時は芽かきをします。芽を吹かせるには剪定にはかないませんが、芽かきは剪定と違い葉を落とさず(葉の量を維持しつつ)枝に芽を吹かせたい時に有効です。芽かきとは枝先についている新芽や葉の根元から出ている芽を手でつまんでとることです。秋であればつぼみとの区別ができるので失敗が少ないでしょう。そうすると幹や枝の途中から突然、新芽が出てきます。これがなかなか面白いのでぜひ試してみてください。その代わりあまりやり過ぎると当然成長が一時停止します。でも心配は要らないです。繰り返しますが芽を吹かせるには剪定が一番です。

鉢に対して株を大きくしてしまうと用土が良く乾くようになります。夏の水切れで枯らす原因になるので株と鉢、用土の種類によるバランスを考えましょう。


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