「間違ってない戦争」

毎日新聞の日本が米国や中国などと戦った戦争に関する世論調査で「間違った戦争」43%「やむなし」29%だそうだ。

この中で「間違った戦争」と言う選択肢は何を指すんだろう。

以下の2つが思い浮かぶが、どうだろう。
(a)戦争と言う手段自体がそもそも間違ったやり方である。
(b)この戦争の大義名分が間違っていた。


日本は憲法上戦争を永久に放棄しているし、戦争はやめようみたいな事を言う場合には上記(a)を一般には指すと思う。世界でも"Love&Peace"の人達はやっぱり(a)だろうと思われる。

(b)と思って回答した場合には、この戦争はすべきじゃなかったが大義名分が間違っていない戦争ならしても良い、または仕方なく始める戦争もあると言うことか。
多くの住民がフセインの圧政に苦しめられていたのを助け大量破壊兵器を破壊する名目で始まったイラク戦争は「間違っていない戦争」となるかも知れないので議論の余地があると言うことになる。その場合の判断は難しいものになるだろう。

その戦争が「間違い」か「間違いでない」かを判断する基準は何だろう。
クリントン元大統領はイラク戦争について「間違い」と言っていて「正当な理由」が無いからだそうだ。そもそも国際法でも戦争をしちゃいけないなんて事は無いらしい。報復はだめらしいが。ってことはして良いって事なのか。「正当な理由」があれば。日本が行った戦争の正当で合理的な理由って何だったんだろう。



ところで日本は国際法とは無関係に戦争を放棄しているって事なのだが、では戦争をしないための何らかの事を行っているんだろうか。まず思い浮かぶのは軍隊を持たないと周りに宣言している事だろう。しかし自衛隊が軍隊では無いなんて外国人から見て誰が思うんだろう。と言うことは、これは戦争放棄の方法ではないかもしれない。
他に何かありますか?　何かやってる?

(a)と思って選んだ人たち、日本はそして我々はそのために何やってるって思いますか。

普通に生活しているだけのつもりでも誰かとの間で何らかの問題は毎日のように起こる。そこで戦争をしないつもりなら戦争をしないで済む何らかの方法を考えて実行せねばならないし、戦争するなら死ぬとか殺す(相手ばかりじゃなくて自分の家族も)ための覚悟もしておかねばならないけれど、私ならどちらかと言えば戦争しないで済む方法を用意しておきたいものだと思う。

だけどそれって何なんだろう。

(中途半端な終わり方だ)