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もんく [とある南端港街の住人になった人]

その先の何か

自分の場合、仕事を替えた回数はけっこう多い。

友達には言うんだけれど、別に替える事自体が目的じゃない。
で、その先で何が欲しかったのか、と問われると、
ちょっと困る。


日本はGW中だけれど、これから
GWが終わってこの春から就いた仕事を手放してしまう人が多いと思う。

そう言う人たちもほとんどの場合も
その先に何があるか、
何をしなければならないか、
それとも何がしたいか、
きっとわからないのじゃないかな。

それは、自分も同じだから。
そればかりじゃなくて、きっと
世の中のほとんどの人がそうなんじゃないかと思う。

反対側から見て、仕事ってどう言うものなんだろうと考える。

仕事って、きっと何か大きな目的のための細かいパーツみたいなもの
なんじゃないかな。
パーツの1つ1つはけっこう単純だったり、
つまらないように見えるものだったりする。

自分がそのために何かし続けていても
目的を達成している場所はずっと遠いところにあって
全然見え無い。

今の世の中の、それが地球の反対側だったりもする。

うちに来ている作業員、バングラデシュとかネパールとか
いろいろな国から来ている。

彼らは今やっている仕事を選んではるばる飛行機に乗って
やてきたわけじゃない。
せいぜい選んだのは国だけ。

ただ連れて来られて、
安い給料から経費を天引きされて
あれやりなさい、これやりなさい、それでやっている。

彼ら、作っている製品がどこに運ばれて行くのか、
誰がどう使うのか、それどころか
何なのかもわかっていない。

何年かして契約が切れて国に帰る。
わかっているのはそこまで。

でも、彼らはどうにかやっている。
どうにかできなかったら、本当にどうにもならない。
誰かに怒鳴られる、怒られる。
うちではそんな事しないけど、
運が悪くてそう言う仕事場に入れられてしまうかもしれない。


どんな仕事をしていても、していなくても、
その先に何があるかなんてわからない。
そう言う意味ではGW明けに仕事を辞めても辞めなくても
仕事を選んでも、選ばなくても、
どっちが良いかは結局のところわからない。


でも、1つ言える事は、辞めた後に費やす労力は
それをする前に想像するより100倍大変だと言うこと。
そして多くの場合見返りが少ない。
実際にやってみてそうだったからこれははっきりとそうだと言える。

でも、自分で何でも考えて実行する事ができるようになれば、
あまり怖いものも無くなってくる。
どこかに所属して安心して
仕事に没頭するのも良いかもしれないないけれど、
そうじゃないやり方自分でやってみるのも良い。

その先に何があるか、誰にもわからないのだし。




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