午後になって呼び鈴が鳴り、クロネコヤマトさんが来た。
何と、何の前触れも無くアンプが届いたのだった。お、重い。予想はしたいたが、やはりあの時代のサンスイは重かった。
中古品なので埃を払い、電源のプラグを挿す。本当に動くのかこれ? あまりに安い値段で買ったから心配ではある。ソニーのスピーカーのコードの先端に付いているコネクタを切り、銅線を剥き出しにしてアンプのスピーカー端子に挿す。AUX-ヘッドホンプラグコードでiPad miniに繋げて音を出してみると・・・・・・
出た出た音が。良かった良かった。
バランスツマミだけ少しガリが出たが、何度か回すとそれも無くなった。これなら使えそうだ。ところでソニーのスピーカーはこれはダメだった。CDプレーヤーとかいろいろ入っている本体とセット売りされているのでそれ専用に調整されているのだろう。他のシステムで使うのは音質的に無理らしい。仕方ない。アンプのテスト用に買ったのだからそこまでは求めない。
それでも、サンスイのアンプはサンスイのアンプだった。あの時代のあの甘甘の音がする。それと、音と音の間の余白というかバックグラウンドがとても静かだった。そうか、このためにあの大きくて重い電源回路と準A級動作する回路(何か名前があったはずだが)があるのか、と初めて思った。
さて、次はスピーカーの調達だ。