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もんく [とある南端港街の住人になった人]

救急搬送されて助かった経緯と感謝

怪我をしてしまった。


階段の上の窓を掃除していて下に落ちた。頭から下に落ちる場面を自分で見ていてまずいなと思ったら、次の瞬間脚立とともにがたがたと階段の途中に落ちて行って頭をぶつけた。身体は脚立の上に頭を下にしてあって、頭に手を当てると皮がベロンと剥けているのがわかって押さえていた。救急車を呼んでくれと妻に叫んで呼んでもらった。身体が動かしにくかったが手で頭を押さえて横になっていた。外で近所の人が頭を上にした方が良いと言ってくれたので立ち上がって救急車を待った。

救急車は路地を出た通りに来るはずと思い妻が通りに出たのでそのまま待った。救急車が来るとほんの20メートルほどだが歩いて救急車まで行った。救急車に乗せられる前に救急隊員の方が傷を見てくれて出血が酷いので頭を押さえて止血してくれた。そのまま救急車に乗ると救急隊員の一人が現場の確認に行った。一緒に妻も家に戻り、この時はそれを知らなかったが猫に多めにフードを置き、着替えを持ち、床の血を拭き取って(猫のため)一緒に救急車に乗った。



走り出すと一番近いところにある総合病院に連絡して脳外科で受け入れできるかを聞いたがダメで、最終的に30分程度行ったところに決まったと言った。途中はGWでもあり、渋滞したそうだが車のみなさんに避けてもらって通る事が出来たそうだった。血圧が落ち、脈拍も45程度まで落ちてきたために救急車から医師に連絡を取って指示を得たところ、血圧優先との事で足を上げて頭部に血液が行くようにしてくれた。本人の意識はそれでも薄れていなかったので全ての経過はよくわかった。



病院に到着すると処置室に運ばれてお湯による傷口の洗浄と局部麻酔が行われた。洗浄しながら出血部位の確認をしてくれた。脈動性の出血が認められるという事で動脈が切れている事がわかったそうで、その部位を探した。探しながら動脈の支脈の出血を結束(縫い合わせ)して、少し探すのが困難だったようだが結局4カ所の処置をし、出血が無くなったと判明すると頭皮を縫合してくれた。傷の長さにして15センチメートルほど、針数にして10針だった。それから念の為に破傷風の予防注射をして頭にガーゼを当てて終了となった。


お腹が空いたので病院の売店で買ったパンを3個食べ、横須賀中央駅まで歩いて電車に乗って帰った。

救急隊員の皆さん、病院のスタッフの皆さん、近所の皆さんに大変感謝すると同時に、ここが日本であった、そしてこの医学の発達した時代に生きていて本当にラッキーだと感じました。

まずは、救急車ですが、これが公共サービスになっていてお金の心配をせずに乗れます。そして救急車に乗っている救急隊員の方々の働きも公共サービスで休暇シーズンでも稼働してくれていて、高額な追加料金が発生する事もありません。働きは迅速で熟練度が高く、運び込む病院の選定も患者がしなくても適切な病気を選んでくれます。病院に到着した時に血をダラダラ流しながらロビーで支払い能力を確認されて認められるまで待つ事も必要無いですし、CTに追加料金が発生するけれど良いかを確認されもしません。

日本にいるとこうした事が当たり前だと考えてしまいますが、例えば江戸時代に同じような事になっていたら、例えば他の国だったら、これだけの事で簡単に死んでしまうでしょう。全く当たり前じゃないのだと考えます。ありがたい事です。
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