生活の記録。2018年１月～４月

７月が目の前にせまったこのタイミングで、今年2018年の１月～４月のことを記録として残そうと思います。



１月５日に受けたMRIは、抗がん剤を中断して３ヶ月経過した状態をみるための検査。

前回の検査とあまり変わらないということで、引き続き抗がん剤は中断したままになりました。

とはいっても、造影剤で白く映る箇所、ダメージを受け白く映る箇所もまだあります。
↑医者じゃないので、説明が難しいですが･v･:



１月後半には、新卒で働いた会社の同期と７年ぶり？の再会をしました。

同期はわたしが当時働いていた店舗に1月から異動になったとのことで、他県からわたしの住む街に引っ越してきました。

友達の少ないわたしは、その子が引っ越してきてくれたことがめっちゃ嬉しかったです。


引っ越しの連絡を受けた翌週には会って、お互いの状況報告を済ませ、また会おうとバイバイして３週間後、バレンタイン頃に同期から連絡がありました。


内容は、「○○さんから、お店に帰ってこないか聞いてほしいと頼まれて。」とのこと。


○○さんというのは、わたしが働いていたときの先輩で、楽しく厳しく指導してくださった尊敬する先輩です。

先輩は、先日会った子とわたしが同期ということを知って、戻ってくる気がないかと、わたしに声をかけてくださったようです。


わたしはこの職場を離れて８年になるのですが、まずわたしのことを覚えていてもらえたことがとても嬉しかったです。

１月５日に受けたMRIもまぁ良好ということもあり、そろそろ仕事復帰も視野にいれようとしていたときに、同期からの連絡、先輩からのお誘い、ということで、浮かれた２月でした。

今年の冬は寒くて、足の指先がしもやけになり痛い思いをした２月でもありましたが。



仕事復帰に関して心配なことは
・通院や体力の低下で以前のようにガッツリしっかり働くことができない。
・視野狭窄により、出来る仕事が限られる。
ということ。
こんな使い勝手の悪いわたしは足手まといになるだけじゃないか？

仕事復帰した自分を想像してみても、残るのは不安だけ。

せっかくだけど、今回は断ろうと思い、同期から先輩の連絡先を聞き、まず電話で、わたしの病状・現状を報告し、ありがたい話ですが、と一旦お断りしました。が、「とりあえず会って話そう！久しぶりに普通に話そうよ！」という誘いを受け３月にはいってすぐ、先輩と６年ぶり？に会いました。

そこでは、懐かしい思い出話や、仕事を辞めてからドコで働いたとか、病気の話とか現在のお店の話とか色々話しました。

わたしがいた８年前と大きく変わったことは、働き方とのことで、人数を増やし、ひとりひとりの負担を減らしつつ、本来やらなければならないことに、集中できるようにと、仕事内容を細かく分け、主婦（パート）の方を沢山雇っていると言われました。
主婦（パート）の方がしている仕事内容を聞いていると、わたしにでも出来そうな仕事ばかり。

通院や後遺症のことを伝えると、「働くペースや希望の時間とか言ってもらえたら力になるよ」と言ってもらえました。

無理にとは言わない。社会復帰のきっかけになればと思って。だから、断られたからといって、恨むこともないから安心して^^」と言ってくれた先輩に、自然と「前向きに考えます。」と返事をしていました。

素直にすごくうれしくて、こんなわたしを迎え入れようとしてくれる、応援してくれる姿勢にすごく感謝しました。
できるなら、ここでまた働きたい。　そう思いました。


でも、この先輩の言葉は建て前なのかもしれないと疑う私もいまして。

わたしは３月の半ばに、別の先輩に会って、こう言ってもらったのですが、本音ですかね？と相談したのでした。笑


そこで、もらった答えは「本音かどうかはわからないけど、orangeがどうしたいかじゃない？
またここで働きたいか。orangeにとってここで働くメリットは、昔働いていたから知っている人がいること。全体のことがわかっていること。だと思う。」でした。

ホント、その通りだ。とホッとして出た答えは「またここで働きたい！」でした。


この２週間後にMRIを控えていたわたしは、MRIの結果が良好だったら、「雇ってください！」と先輩に連絡することに決めました。


そして４月前半でのMRI検査の結果は、予想もしていない結果でした。


結果は、１月に受けたときより悪くなっていました。



頭痛がひどいなどの自覚症状があったわけではなく、仕事復帰する気でいたので、今回も前回とあんまり変わってないどろうと、思っていたのですが、明らかに、造影剤で白く映っている箇所が大きい。前回より色も濃く、大きく。

もーびっくりしました！


今回の検査で大きく白く映った箇所は腫瘍があった（手術で摘出した）ところということで、



主治医からは、「再発」と「放射線壊死」の可能性について説明を受けました。

ここに来て初めて聞いた「放射線壊死」ですが、放射線を当てた部分の細胞が壊死して腫れるものだそうで、MRIでは、その場合も白く映るという感じでした。


この白く映った原因が再発によるものなのか、放射線壊死によるものなのかは、手術をしてみないと分からないといわれました。



放射線壊死の場合は、抗がん剤によっておさまることもあると言われたので、昨年９月を最後に中断していたテモダールと、５月を最後に中断していたアバスチン、２つの抗がん剤を再開することになりました。


検査結果を聞いたその日のうちに、早速アバスチンを投与。

約１年ぶりのアバスチン投与をしたその日から４日～１週間はグッタリ、キツイ日が続きました。


そして、抗がん剤の副作用が落ち着いた４月半ば。

先輩へ連絡をしました。

「検査結果が良くなかったため、今回は見送りたいと思う」と伝えたところ、「プレッシャーかけてしまったかな？」と答えた先輩。

全然そんなことないのに。わたしも働く気満々だったのに。

電話を切ったあと、先輩の優しさや気を遣わせて申し訳ないとか色々な思いで涙がでました。





ということで、わたしの仕事復帰への一歩は踏みだぜぬまま。
延期となったのでした。

いまは、１日でも長く生きること。

１日でも早く頭の腫瘍を消すことを目標に。


生活を送っています。

それでは。