待ちわびた季節

暖かくて優しい血が全身に流れ出すような心地だった。
傷ついた身体に染み渡るように君の存在が中にある。
ありがたくて１番ほしかったものは優しさだったと気付いたんだ。
君のまっすぐで基本的なものがストレートに嬉しかったし力が湧いた。

大切に思ってくれている。シンプルに慕って支えてくれる。
大事なことだと感じた。
長くいると見落としがちなことを君は素直に大事にくれる。
１番ほしかった気持ちだった。
頑張るのは当たり前のことで辛いからって泣けない。その自分にまっすぐ届けてくれる強い気持ちに私はだんだん向き始めている。