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障害者認定申請と更生医療

2014-07-26 | 変形性股関節症


6/10

一昨日関西医大から一連の書類が届きました。

障害者認定のための身体障害者診断書・更生医療意見書・医学的意見書の3通

一般の人がこんな書類の名称を聞いたって、障害者・・くらいはわかってもなんのこっちゃでしょう

私も最初はなかなか理解できなかった

要するに、社会福祉を受けるための書類、審査を受けるための書類です。

我々の税金や、健康保険料が様々な形で多くの人々に還元されいることは知っていましたが
今回、自分がその恩恵にあずかることになって、改めてこの国の国民皆保険制度の素晴らしさを
実感した次第です。

健康な人々には申し訳ないのですが、ついこの間まで私もそちら側の人間でした。

毎月、高い高いと思いながら払い続けた健康保険、今となってはそれのおかげで
どれだけの人が助かっているか、感謝の二文字しかありません。

自分が障害者になる・・・

11年前の手術の時、申し訳ないけど人工にした方は術後の経過もよく、それで障害者の恩恵を受けられる・・
私と言えば、自骨での手術で、術後の大変さ、痛み等、人工のそれとは比較にならないほど大変だったのに
認定は受けられない・・・不条理だと、当時は感じたものでした。

今思えば、なんという身勝手な考えで、今回本当に障害者として認定を受けることになって初めて
何も付かないことの幸せを思い知らされたのです。

厚生労働省はこの4月から障害者制度の改定を決行しました。

他の福祉同様、このままでは財政破たんは目に見えています。
なぜこんな時にって思いますけど、今70歳の方は3月生まれと4月生まれでは医療費負担
1割と、2割と違ってくるのは大きいですね。

制度というものはどこかで線引きをしなければいけませんからやむを得ないことではありますが
そこに関連してしまった人にしてみたら文句の一つも言いたくなるでしょう。

そんなこと言ったら私だって、3月までに申請してたら・・・
今回1段階下がって認定されました。

仕方ないですね。

私は思いました。

障害者・・・健常者に比べて自力で生活することに困難が生じる者の名称

でも、私は今度の手術で現状よりいい状態になれる、自由に動き回れるようになる
痛みだって無くなる・・なのに障害者になる

確かに、健常者に比べて制約はあるし、そのリスクは大きいけど、
少なくとも現状よりいい方向には向かえるはず

書類の中の医師の言葉に「術後は歩行困難、生活での支障、これらが改善される見込み」とあった

たった1行でしたけど、こんな励ましが、他にあるだろうか

もともと飯田先生を信頼して遠い大阪に乗り込もうという気概で受ける手術に
いっそうの希望を与えてもらったようなもの

区役所の担当者Yさん、女性ですが、彼女が今後も私の担当になるそうです。

「どなたの認定ですか?」
元気そうな私を見て開口一番がこれでした。

杖は持って行ったけど、すでに着席してましたから気づかなかったのでしょう。

そうよね、外見からいったいどこが?って思われたって仕方ない。

もっともっと大変な方が申請にいらっしゃる。

こんな私が認定を受けるのは申し訳ないけど・・・

スーパーの障害者用に停めて、私が下りて行ったら、いくら障害者マーク付けていたって
きっと睨まれるだろうなあ・・・
実際あるみたいです。

車から降りるときだけでも杖を持ってなくちゃだめかもしれない

でも、本音を言うと、間違えて怒られるくらい元気になりたいです。


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