またまた良書に出会いました。
アダム・グラントの『「与える人」こそ成功する時代』」。
世の中にはギバー(与える人)、テイカー(取る人)、マッチャー(ギブアンドテイクのバランスを取る人)がいる。
そしてその中で最も成功しない人はギバー。
そして最も成功している人もギバー。
成功しないギバーと成功するギバーの違いは?というところに着目して書かれた本。
本の中には、それぞれのタイプの人たちの実際のストーリーが紹介されていて参考になる話がたくさんありました。
私がどのタイプなのかという話はさておき、これからの時代はギバーである人が最も成功しやすい時代になるとありました。
今日からみなさん、ギバーとして生きよう!!
ちなみに成功するギバーと成功しないギバーとの違いはこの図。
自己犠牲的ではなく他者志向のギバーであることが大事なんですね。
つまりいつも相手だけではなく自分も含めて多くの人に利益があるアイディアを考え出すことが大切です。
「ペイ・フォワード 可能の王国」という映画が作られたのは西暦2000年。
世界を変えるために「自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡す」というアイディアを思いついた少年トレバーが、それを実践したことによって起こった奇跡の物語。
映画の中だけでなく、この「ペイ・フォワード(恩送り)」を実践していくことは、確かに世の中を変えていくだろうと私も思います。
誰かと出会ったら、すぐにできる「5分間の親切」をしよう(自分に役立てることがあれば役立ってあげる)。
誰かに親切にしてもらったら、その親切を別の誰かに返そう。
親切の輪がそうやって広がっていけば、きっと世界は変わります。
ちなみに、今週5回誰かに親切にすると決めたら、それを1日に1つずつ5日間実践するのと、1日で5回実践するのは後者の方が幸福度が大きいそうです。つまり親切にするときは「まとめてする」ことですね。
幸福度か大きいと免疫力もUP、健康度もUP、ストレスも軽減され活性酸素が発生しないので老化もしないし美容にもいいということで、いいことづくめです。
他人に親切にすれば自分にもいい結果。
いわゆる「たらいの法則」です。
ということでなかなか興味深い本でした。
自分の人生と世界を変えたいと思ってる方に、是非オススメです。
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本) | |
Adam Grant,楠木 建 | |
三笠書房 |