今日はルーテル広島教会でギタリスト梶原順さんのライブでした。
梶原順さんは、Peppermint Leaf の10周年記念ミニアルバム『アイノアメ』に素晴らしいギターを入れて下さった、押しも押されぬスーパーギタリストです。
こちらがPeppermint Leaf ミニアルバム『アイノアメ』。
今回は、1/29にリリースされた順さんのニューアルバム『Triple Acoustic Guitars』のリリースツアーの初日。
メンバーは、順さんと順さんの教え子でもある内田康平さんと渡部敬汰さんの3人。
とっても素敵なリリースライブでした。
ちょっとだけレポします。
ライブはアルバムの曲を中心に、その曲順に沿った演奏。
アルバムを大音量でしかも動画付きで見ているという錯覚を覚えそうなほど音に入り込んで聴いてしまいました。
しかも1曲1曲、その曲の誕生の経緯など、本人の解説付きで演奏を聴けるというのは、もう本当に最高の贅沢です。これこそライブの醍醐味だなと思います。
そしてルーテル広島教会の礼拝堂のナチュラルリバーブがほんとにスペシャル!!
今回のアルバムは初めて3人のアコースティックギターという形でのアルバム。
全曲アコギ3本での演奏を想定して作られたそうです。
アコギだけのトリオサウンドはとっても新鮮に感じました。
そして20代の若手ギタリスト、内田くんと渡部くんのサウンドがまたとってもいい。
順さんの音に瞬時に反応する瞬発力と吸収力。
お二人がこれからどんな風に育っていかれるのかがとっても楽しみです。
順さんのギターを知ったのはかれこれ20年くらい前。
LIVE Cafe Jiveでの「J&B」のライブに沼澤さん好きの音楽友達に誘われたのがきっかけです。
多分私はその時生まれて初めて「音がうるさくないギター」を聴いた気がします。
ギターってこんなに音が綺麗なんだって本当に目からウロコ。そこからの順さんファンです。
順さんのギターでギターの音色に開眼してからいろんなギタリストのライブを見に行くようになり、今はすっかりギター好きです。
ライブの度にいつも足を運んでいた大好きだったバンド「J&B」。そして順さんとブッチャー浅野さんのアコギデュオ「JとB」。その「B」であるブッチャー浅野さんこと浅野祥之さんが肝臓ガンのため48歳の若さで他界されたのは、今から11年前のこと。
人の命は永遠ではないから、人の奏でる音楽も永遠ではない。
「あの音はもう聴けない」という喪失感。
音楽って本当に一期一会なんだって思い知ったのはその時でした。
でも今日のライブで、順さんが浅野さんとのサウンドを想定して書かれた「見上げれば星」という曲をはじめとする楽曲を聴いた時、順さんの中に浅野さんが生きておられることを実感することができました。
「浅野さんが背中を押してくれた」と順さんも仰ってましたが、亡くなった人ってそれで永遠に居なくなるんじゃなくて、星になっていつも見守ってくれてるんだなって思います。
そして私が生きている限り私の中に生き続けてくれる。
私も亡くなった大事な人に恥じないように毎日を大切に生きていこうと改めて思いました。
ライブ終了後は皆さんといろんな話で盛り上がり。
中でも、順さんがギターを始めたきっかけの話など詳しく聞いたのは初めてだったかも。
順さんは、小学生の頃お父さんが買っていたクラシックギターを見つけ出して弾いたのがきっかけって言われてましたが、内田くんもお父さんがギターをやりかけてベースに転向したという経緯があって「お前には無理だろうけど、やってみるか?」と言われて、負けん気を出してやってみたことがきっかけだったり。
お父さんのギターっていうのは息子を将来すごいギタリストにするかもしれないってことだよね、と思いながら楽しく話を聞きました。
音楽の旅って、終わりのない旅。
ここがゴールと思ったらまだ先がある。
でもだからこそ、どこまでものめり込んでいけるんだなって思います。
ベテラン順さんと才能溢れる若手2人のツアーは、ここから竹原、岡山、京都と全部で12箇所を回られるそうです。各地で音楽の楽しさを届けながら、3人の音を育てていってほしいです。
またお会いできることを心から楽しみにしています。
最後に一緒に記念撮影パチリ。
アルバム『Triple Acoustic Guitars』は、coco-musica recordsまたはAmazonでも買えます。
Peppermint Leaf の『アイノアメ』はPEPPERMINT MUSIC からどうぞ。
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