今日はウッドワン美術館で11/8まで開催の「小松美羽展〜自然への祈り」を見に行きました。
Facebookなどでお友だちの皆さんが行かれてていて気になっていた展覧会。
いよいよフィナーレを迎える週末はきっとすごい人出だろうということで急きょ行くことに。
小松美羽という人についてあまりにも予備知識がなかったんですが「国内外で人気を集める新進気鋭のアーティスト」と紹介がありました。
「国内外で人気を集める新進気鋭のアーティスト小松美羽。
西日本はつの古典となる本展覧会では、初期の銅版画から、近年取り組む神獣をモティーフとした作品まで、
その代表作を一堂に展覧します。
本展のテーマとなる「祈り」には、
いにしえから連なる自然界や生き物たちの生命に思いを馳せ、
神獣の姿形を描くという行為によって、
見えない世界と現世を繋ぐ媒介者であろうとする
小松自身の願いが込められています。
コロナ禍において、なお一層人の心や魂を癒すために絵を描きたいとキャンパスに向かう
現在進行形の小松ワールドを今こそご覧ください。」(パンフレットより)
パンフレットや写真では、大きく見開いた狛犬の目や神獣たちの、ちょっとおどろおどろしいタッチに引き気味になってたんですが、実際の作品はすごくカラフルでコミカルなところもあり小松さんの人となりも感じ取れる絵画でした。
そして何と言ってもその力強さとエネルギー。
やっぱり絵も生で見るのが一番ですね。
小松さんは世界各地でライブペイントも行われているそうで、実はウッドワン美術館でもライブペイントが無観客で開催され、その動画の展示がありました。
巫女のような白い衣装を着て大きなキャンバスの前で一礼した後、瞑想をしてマントラを唱え、自分の体を通して両手から出るエネルギーをそのまま移すようにキャンバスに絵を描いていく小松さんのライブペイントは、どこか祈祷師のような、神楽を舞っている巫女のような、神の言葉を伝えるシャーマンのような、独特の雰囲気がありました。
「自分を無にすること」
インタビュー動画で小松さんは語っておられましたが、音楽でも絵画でも、自分を無にして自我を無くし、宇宙のエネルギーと一体化することによって人々の魂に訴えるメッセンジャーとしての役割を果たせるのかなとも思いました。
19歳の時に描かれたという「四十九日」という作品がありました。
飼っていたウサギ、そしてお祖父さん。
その2体の亡骸を見たとき、生命の等しさを感じたという小松さん。
なるほど全ての生命には重い軽いはなく、大きい小さいもないのだと思います。
同時に「あなたの命も、世界の中にあってかけがえのない尊いものですよ」というメッセージをいただいた気がします。
「癒し」とは「宇宙と繋がる」こと、だと思います。
私たちは宇宙の家族の一員であることを思い出す。
そうすることによって宇宙のエネルギーを受け取れるようになる。
そうして初めて私たちは元に戻って「元氣になる」んだなと思います。
小松さんのあまりにもパワフルな作品にちょっとエネルギー当たりを起こしそうになった私ですが、私も彼女のように素直に自分の在り方を整え、作品作りに向き合っていこうと思いました。
頑張ります。
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