前から観たい観たいと思っていた映画『落下の王国』を観てきました。監督はジェニファー・ロペス主演の『ザ・セル』のターセム監督。
構想26年撮影期間4年の歳月で完成した大作という。
なんと言っていいかホントに「美しい映画」でした。
ストーリーは、映画の撮影中に足の骨を折って病院に入院中の映画のスタントマンのロイが、家業の手伝いでオレンジを収穫中に木から落ちて腕の骨を折った5歳の女の子アレクサンドリアに物語を語ってきかせるというシンプルな物語。
その2人の心のふれあいはさることながら、その劇中劇の中で使われるシーンが、世界の名所旧跡、世界遺産、美しい場所のオンパレード。
とにかくCGでもなくアニメーションでもない、その映像美に圧倒されます。
そしてその映像をさらに美しく引き立てているのは、石岡瑛子の衣装デザイン。トム・クルーズ主演の『ドラキュラ』、北京オリンピック開会式の衣装デザインも彼女のデザインといったらわかってもらえるでしょうね。
黒澤明監督の『乱』や、金城武とチャン・ツィー主演の『LOVERS』の衣装デザインを手がけたワダエミさんといい、石岡さんといい、日本人衣装デザイナーの活躍が嬉しい昨今ですね。
宮崎アニメもそうだけれど、日本人の美的感覚や色彩感覚が世界で評価されているというのは改めて嬉しいこと。
いや~~ホントに奇麗な映画でした。
2月にはDVDも発売されるらしいので、もう1回観てみようと思います。
みなさんも機会があったら観てみて下さいね。
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