旭川市で行われた『ボルネオへの恩返し』フォーラムのパネラーの一人だった
加藤登紀子さんと帰りの飛行機が一緒でした。
フォーラムで話されたネイティブアメリカンのお話があまりにも感動的でしたので
ゆっくりされているところ、迷惑かなとも思ったのですが
声をかけてみました。
加藤さんは、お疲れだったにも関わらず
丁寧に対応してくださいました。
そのネイティブアメリカンの首長の話は
アイヌにも同じような話があること、
その話は、『土に命の花咲かそ』 加藤登紀子著 サンマーク出版に
具体的に出ていることを教えていただきました。
人間は、地球を自分たちの所有物として好き勝手に使っています。
お金さえ払えばいいのだというように・・・。
それでも、略奪を繰り返して来た時代よりはいいはずです。
でも、その土地を所有していいと
好き勝手に荒らしていいと
誰が決めたのでしょうか。
地球にとっては、お金などなんの価値もない。。。
アメリカのフランクリン・ピアス大統領に「土地を買わせてほしい」と言われたとき、
ネイティブアメリカンのシアトル首長は、「「神様からのいただきもの」であるこの自然を
お金に換えることがわからない」と答えたそうです。
お金が循環さえすれば、
とりあえずどこの国の人たちも潤い生活することができます。
でも、自然は壊され続け、動物たちは絶滅して行きます。
お金が循環することは、地球にとっては関係ないことです。
考えたこともありませんでした。
深い話だと思いました。
それでも、私たちも生きて行かなければなりません。
できることとできないことがあります。
自然のために、地球のために自分ができることを増やして行くことが
大事なのではないかと思います。
とりあえず私は、『多摩動物公園』のオランウータン、
モリーさんやジプシーさんのふるさとであるボルネオのことを考えたい
そう思うのです。