札幌市『円山動物園』で生後2ヶ月の時(2006年)、事故で母親を亡くし
人工哺育されたチンパンジーのレディが
本日、無事群れ復帰となるという話を聞きました。
今年の8月のレディです。
こちらは、2007年7月のレディです。
手を骨折し、飼育員さんと一緒に過ごしていました。
ミルクをもらうレディです。
レディも、5歳と半年です。
大きくなりました。
「多摩動物公園」のチンパンジーのジンとは別の方法で
養母はつけず
繰り返し繰り返し、様々な個体と慣れさせて行き、
最後は、父親である「トニー」とご対面。。。
無事、群れ全員との触れ合い成功となりました。
大人のオスということで、トニーとの対面は一番心配されましたが
あっけないくらいスムーズに行われたということです。
一番の功労者は、
ジェーンさんとテスの親子です。
テスは、レディより
5ヶ月年上のお姉ちゃんです。
ジェーンさんとテスの二人は、時には他の個体の盾となり、
時にはチンパンジーらしさを教える師匠となり、
様々なことをレディに学ばせてくれました。
こちらは、今年8月のテスです。
その他、「円山」の住人たちを紹介すると・・・
「円山」の長老であり、女子をまとめるガチャさんとその子ハル(末っ子)。
ガチャさんに群れの仲間と認めてもらえたことが
レディにとって大きいと思います。
父親違いのガチャさんの娘、チャコとその息子アッキーです。
それぞれの母親たちに、
子どもを貸してもらえるようにもなりました。
もちろん、母親のいないレディは
彼女たちに、気を使いながら遊んでいるのですけどね・・・。
トニーの後ろにいるのは、
ガチャさんの息子、チャー坊兄ちゃんです。
若者のオスとも触れ合えるようになりました。
赤ちゃん中心で写真を撮っているので、
やっと見つけたスージー(右)さんの写真・・・。
彼女も忘れてはいけません。
母親を亡くしたばかりの時には、
ケンという兄もいました。
レディは、母親に続けて
実の兄も亡くしているのです。
飼育員さんの愛に包まれ、
「円山動物園」の常連さんたちに見守られ、
とうとうこの日を迎えました。
明日の朝まで、群れ全員と過ごすことができれば
レディの復帰訓練は無事終了ということです。
がんばれ、レディ!!
おめでとう、レディ!!
東京のオランウータンのおばちゃんも、
涙が出そうですよ。。。
本当におめでとう。
これからも、応援しています。