第七章『初始動』
確か納車が土曜日で初始動が日曜日だったと思う なんせ15.6年前の事だから しっかりと覚えてない でも 納車と初乗りは割としっかり覚えているような
朝早く起きて それも朝5時位だったと思う て言うか 興奮のあまり あまり寝れなかったような で 恐る恐るエンジンを掛け 一発始動(あたりめーだな)暫し動かせず やっとの思いでバックにて車庫から搬出 また恐る恐る前進 こんな感じで始まった ゆっくりと納車待ち合わせ場所だったセブンイレブンまで着き コーヒーなんて?飲みながら ポルシェの周りをぐるぐると回っていたと思う なんせ納車の日 営業マンの前ではカッコつけて さも乗りこないちゃうぐらいな顔をして 冷静な姿を装って 鍵を渡された時も勿論冷静に 心の中では 大興奮だったと思う
だいたい どこが何速なのかも分からず3速のまま発進して ギヤを入れ間違えた事に気づいても入れなおせなかったんだからよっぽど舞い上がっていたんだと思う 散々国産スポーツカーを手と足の様に扱って(そんにはカッコよくない)ガンガン首都高を走り回って(たまにに過ぎない)俺時間以上の奴はいないぐらいの自信持っていたはず(自己過信だと思われる)なのに情けないったらありゃしない
前日はそんな感じでちゃんと車両確認していなかったので ぐるぐるぐるぐる 契約した時の状態となんら変わりがないか 暫く確認 外観も室内も あまりよくわからなかったけど 確認したような
「よしゃ❗️」って感じで いざ出発 近所を約2時間位走って コンビ寄っちゃコーヒー また走り コーヒー まるでカフェレーサー(意味合いが違う?けど)
なんやかんやで日が暮れるまでポルシェくんと過ごしたような 初日の思い出
こんな状態が毎週の様に続き 持っている喜びだけ味わっていた
第八章『ゴットハンド』
「俺時間とポルシェ 」の続きが気になります(^ν^)