雪虫 日誌

雪虫大好き人間の生活日誌

自然の話題やカメラの話題などを取り上げます

飛び交う雪虫

2009年10月15日 | 自然観察(虫)
今年初めて雪虫を見たのは、10月4日(日)
だんだん数が増えてきているみたいです。

雪虫とは冬になる前に飛ぶ綿毛の生えた虫です。雪の降る前に飛ぶので雪の使者などと称される場合もありますね。
分類学上 アブラムシ科 ワタムシ亜科 タマワタムシ属に分類されていて、アブラムシの仲間です。ここに分類されている虫は腹部に蝋腺を持っていて、綿をつけているように見えます。
北海道ではトドマツが多く見られるので、北海道ではトドノネオオワタムシが一般的に雪虫と呼ばれていますが、別の地方では別の種類のワタムシが飛んでいると思います。

タマワタムシ属は夏と春・秋に宿主を変える事が多く、夏から秋にかけて羽を持った虫(有翅虫)が誕生します。そして 宿主を変えるために飛行する姿が見られます。これが雪虫の正体です。

本当は春から夏にかけても有翅虫が飛びますが、数が少ないためお目にかかることが少く、更に小さな蚊などの昆虫もこの時期飛ぶため、雪虫としての印象が薄いと思います。注意ししてみると雪虫が見つかるかもしれません。

とは言え、今は秋。たくさんの雪虫が舞うことを期待しましょう。
(ピークは18日頃かなぁ)
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