山の空気を吸いに三国越林道まで行きトンボ返りした時,見事な八重桜のある場所を折り返し地点とした.八重桜は,葉の数がかなり多かったけれど,満開に咲き乱れていた.
八重桜を少し離れたところから見ると,葉が多いので,せっかくの淡いピンク色の花が霞んで見えてしまうのだけれど,真下まで行って仰ぎ見ると,ほのかな香りと共にきれいな満開の花を愛でることができた.
桜が散ってから,一カ月近 . . . 本文を読む
どんよりと曇ったある休みの日のこと.オートバイに乗って,住宅街を抜け,山へと向かうにしたがって,珍しく霧が発生していた.和束町の手前の峠では,奈良方面の山並みが見えるのだが,この日は完全に霧によってホワイトアウトしていた.
霧によって,視界がかなり悪くて,峠を恐る恐る慎重に下って行き,なんとか和束町へと辿り着くことができた.いつもの茶畑も,霧の中にあって,幻想的な雰囲気を放っていた. . . . 本文を読む
晴天に恵まれたとある休日.梅を見に和束町へとオートバイを走らせた.美しく咲き誇る梅の花と共に,可愛らしいメジロが出迎えてくれた.
ここは和束町の急峻な山の斜面にあって,自動車やオンロードタイヤのオートバイで行くには,ちょっと気の引けてしまうような場所にある.
それだからこそ,ここで人に出会うことはまずなくて,自分にとって,梅を思う存分に楽しむことができる唯一の場所となっている . . . 本文を読む
昼前頃から雨があがって,午後から天気が回復してきたとある休日.オートバイに乗って,自宅からほど近くにある宇治川沿いを走り,笠取山へと向かった.気温は10℃位あっただろうか.1月も末だというのに,寒さを全く感じないことに違和感を覚えるのだった.
京都府道782号線で南から北へと向かって笠取山を登っていくと,のどかな田園風景から,道は次第に腐道へと変わってしまう.ここは京都であるが,琵琶 . . . 本文を読む
滝のような大雨が降り続いていた関西地方.休日には,何とか天気は回復傾向を示した.それでも明け方までは,暗い空模様だった.明け方にはコオロギが鳴いており,もうすっかり涼しい.このところ酷使した相棒をねぎらって,オイル交換を済ませた.そして,陽が射して来たころを見計らって,オートバイを走らせた.
そんなこんなで,すっかり出発が出遅れてしまった休日.行くところといえば,和束町の茶畑を颯爽と . . . 本文を読む
長い梅雨がようやく終わったと思いきや,すぐに台風がやってきては去っていった.これでやっと夏空の下をオートバイで走ることができる.今日は奈良県の東吉野村まで行くことにした.東吉野村は紀伊半島を南下する際の通過点であって,これまでゆっくりと散策したことがなかった.
東吉野村は,明治38年に二ホンオオカミが最後に捕獲された場所だそうだ.明治の終わり頃に,たくさんいた二ホンオオカミが忽然と姿 . . . 本文を読む
天気予報では降水確率10%の曇りだった,とある休日.こういう天気の時は,山の上の方では,たいてい雨が降っている.オートバイに乗れない日が続いているので,濡れるのはある程度承知で,山へ向かって走り出した.
山の上の方へ行くに従って,路面が濡れ始めてきたが,幸い雨は降っていなかった.けれども,鈍色の空模様の下,山の中は昼間なのにとても薄暗かった.
ウェット路面でライディングも期待 . . . 本文を読む