関西は10月の中旬になって,ようやく暑さから解放され涼しくなってきた.秋らしい朝のひんやりした空気がとても気持ちいい.暑さと無縁で,寒くもなくライダーにとって最高の季節がやってきた.
そんな休日の朝,春秋用のジャケットの下に長袖のインナーを着込んで,和束町から三国越林道を経由し,多羅尾の舗装林道に向かう.この多羅尾の舗装林道はススキが印象的なところで,たくさんのススキたちが出迎えてくれた.
ここのススキたちはとにかく大きくて,成人男性の背丈よりも高く迫力がある.それに誰も通ることのない道路で,静かにススキを楽しめるので,ここ最近は秋になると必ず訪れるようにしている.
時折,曇り空から太陽の光が差し込み,ススキたちを明るく照らし出す.そして,ススキが秋のそよ風に揺らぐ.まるで,秋の到来を喜ぶようにススキが笑っているように見えたのは気のせいだろうか.
ヘルメットを被ったまま写真を撮りつつも,暑さは感じることはなかった.最近までの蒸し暑かった気候からの急激な変化に驚きつつも,背中に羽が生えた感じを覚える.紀伊半島が待っている.未走の地を走りに行くことにしよう.
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