私の人生いろいろ

ある日の出来事

ブリューゲルの動く絵

2012-02-09 21:20:41 | 日記
九条にある映画館「シネ・ヌーヴォ」に”ブリューゲルの動く絵”を絵画仲間と観に行きました。



九条駅へ来たのは初めてで、商店街を通りすぎた所に昔懐かしい映画館がありました。

80席ほどの狭い館内でしたが、この映画を見に来た人が多いのにはビックリ!





ピーエル・ブリューゲルという画家は、16世紀フランドル絵画を代表する
巨匠で「バベルの塔」「雪中の狩人」など寓話や農民の生活を中心とした
テーマで多くの作品を残しています。

この”ブリューゲルの動く絵”は傑作「十字架を担うキリスト」を題材に
絵画の世界を旅するかのような感覚を味わえる体感型アートムービ。
そこに描かれている人々の物語がブリューゲルによって導かれ、やがて
この名画に秘められた意味が解き明かされていく。

ブリューゲルは16世紀のアントワープを舞台に聖書の物語を描くことで
何時の時代にも通じる人間の愚かな振る舞いへの警鐘をこめた。

昔は、写真もなく情報もこの近代と違い、画家が描くことにより時代の
記録が残されているので、絵画をみているとその時代が見えてくる。

”ブリューゲルの動く絵”は生きた物語として感慨深い内容でした。
これからは、絵画を観る時に画家のもっと深い意味合いを感じながら
じっくりと鑑賞したいと思います。

3月2日(金)まで上映されます。
絵画に興味のある方、映画を観てみようと思う方は時間帯が違うので
シネ・ヌーヴォの06-6582-1416へお尋ねください。

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2 コメント

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色々な絵を見たいです (おきょう)
2012-02-11 09:32:21
比較的絵画を見るのが好きですが,藤田画伯の戦争絵画を国民学校生徒であった時代にその絵画を見て感動した事がありましたが,戦後にその絵画には一方的な戦勝視点しか描かれていなくて落胆した覚えがあり今でも出来るだけバランス感覚だけは維持して行こうと心掛けているつもりですが。
御専門の絵画の見方を一度教えて下さい。
下らぬ駄文ですみません。
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おきょうさんへ (ゆり)
2012-02-12 12:36:11
時代に伴う絵画があり、機会があれば色々な絵画を観たいですね~しかし自分が感動した絵画、自分が欲しいのはこんな絵画、凄いテクニック、等々思いながら楽しんでいます。もうすぐ日展があります。日展も一応に作風は決まっているようですね…描ける機会がある出せる展覧会があれば幸せです。コメント有難う御座いました。
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