大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

11/10 珍鳥 カンムリカイツブリ! 西外堀に。

2014年11月10日 | Weblog
 11/7のブログにコメントがあって、カンムリカイツブリの写真が添付されていた。土曜日に西外堀で撮影されたものだ。 驚いたと同時に、見たかったとの思い。
 土曜日は家の用などで、大阪城公園に行っていない。何しろ主夫兼業鳥見人なのでけっこう忙しい(泣)

 昨日の日曜日は空模様も悪く、大好きな温泉でリラックスしストレス発散。 頭の片隅にカンムリカイツブリはあったが、何の知らせもない。

 もしも居たなら 「西外堀にカンムリカイツブリいてるでー」 と誰かからのメールがあるだろう。 ないという事は、もういないと言う事だろうとのんびり。

 今朝、いつものコースを記録しながら西外堀に着く。いつもの位置から西外堀をのぞく。ヒドリガモが見える。オオバンやカイツブリが見られない。
 カワウもいない。西の丸庭園の木々を順に観察。オオタカもいないようだ。

 千貫やぐらの下に目をやった時、水面に白っぽい鳥。 あー! カンムリカイツブリ!

 一気に全身が熱くなる。血液が駆け巡るのを感じる。 飛ぶなよー。祈りながら、石垣にひざまずいて体を隠し、カメラを向ける。
 水中から出てくるのに合わせてシャッターを切る。何度も何度もシャッターを切る。

 やがて、堀の中央の朝日が当たるところに移動してくる。一呼吸おいて設定を確認。早朝は暗い林の中を想定して、感度はISO1600にしている。
 800に落して再び。まだ余裕はある。黒い水面に白いカンムリカイツブリ。400に落してマイナス1の補正。これで同じシャッター速度。

 数百枚撮影しているだろう。帰宅後パソコンでチェックして、右向き、左向き、正面、後姿など5枚ほど残して削除することになるが。こんな珍鳥はもう一生会えないかも知れないので、失敗しないように。

 ちなみにカンムリカイツブリは、各地ではごく普通にみられる。淀川、琵琶湖などでも、珍しくも何ともない普通の鳥。

 それが、大阪城公園では珍鳥。
 かつて、2000年10月29日に東外堀で1羽が見られたのみ。今回で2回目である。14年ぶり。また14年後に会えるとしても、きっと私は黄泉の国。

 ヤツガシラやカラアカハラなどより、大阪城公園ではカンムリカイツブリの方が珍鳥なのだ。

 正直、久しぶりに少し興奮した。頭がくらくらした。
 今、焼酎を横に、パソコンに向かいながら思い出している。幸福感、今日はいい日。 ごく普通種のカンムリカイツブリに出会っただけでこんなにいい気分になれる。

 定点観察を続けている者のみに与えられた幸福だろう。

●今日の鳥たち。
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、シロハラ、メジロ、オオバン、ユリカモメ、シジュウカラ、ツグミ、カイツブリ、ジョウビタキ、カンムリカイツブリ、アトリ、イカル、モズ、ハクセキレイ、マガモ、カワセミ、ササゴイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント (2)
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