大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

サンコウチョウ3羽 2020.5.22

2020年05月22日 | Weblog
 朝方は少し冷えるので、薄い上着を1枚などと天気予報で言ってたが、暑がりの私はいつもと同じでも暑かった。
 
 カラスの繁殖期で巣の近くを通ると頭を蹴られる。 音楽堂西側上の小道から沖縄復帰の森への辺りも危ないので、枝を拾って頭の上にかざして歩く。カラスは必ず後ろから襲ってくるので、小枝が邪魔になって襲ってこない。

 昨日は、ジュウイチやホトトギスがよく見られたという。特にジュウイチはよく見える場所に長くとまっていたので、十分撮影できたと聞く。残念ながら今日は見られない。

 この歳になると昔が懐かしくなる。思い出に浸って飲む酒もうまい。30年以上も前に大阪城公園で出会った男性がいる。

 少し年上だった。記憶では奈良に住んでおられた。当時、大阪城公園に通われていたが、やがて 「天然記念物の野鳥をすべて撮影する」 と決意された。

 その後、北海道や信州など各地から、この鳥を撮影成功したなどの便りがあったが、やがて連絡もなくなった。もちろん携帯などなかった時代。 天然記念物の鳥、全種撮影できたのだろうか。今ごろになって思い出す。

 彼の気持ちはよく分かる。大阪城公園に通っていても同じ鳥で変わらない。珍鳥情報で走り回っても、何となく欲求不満の思いが残る。
 天然記念物なら、はっきりとした目標ができる。数がはっきりしている。数年で全種撮影が達成できるのでは。
 全国を回り、地元の名物を楽しみながら、天然記念物の鳥を追う旅。そんな鳥見もいい。

 私はその目的で出かけた事はないが、これまでに天然記念物の鳥は20種くらい見ている。 それぞれ思い出があって懐かしい。

 カササギ、イヌワシ、オジロワシ、カラスバト、クマゲラ、コウノトリ、タンチョウ、トキ、ヒシクイ、マガン、ライチョウ、オオハクチョウ、カナダヅル、クロヅル、ソデグロヅル、ナベヅル、マナヅル、オオワシ、コクガン、シラコバト・・・。

 もう少しあったかも知れないが、大阪城公園の記録に専念する事になって、今後新たに見ることはないだろう。
 奈良の男性はどうしているのか。 80代くらいになられているか。各地の天然記念物の鳥との出合いなどを酒のあてに酌み交わしたい。
 
 マガモ 1羽 第二寝屋川
 カルガモ 2羽 第二寝屋川
 ハクセキレイ 1羽 第二寝屋川
 サンコウチョウ 3羽 市民の森、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場。 桜広場の個体の尾はちょっと長いという。ひょうひょうYさんに撮影した写真を見せてもらうと、上面の色は茶。これは♀、でも尾がちょっと長いのは? ♂か♀か・・・・。
 シジュウカラ 4羽
 ツバメ 1羽 もみじ園上空飛翔
 アオサギ 1羽 第二寝屋川
 ハシボソガラス 2羽 水上バス乗り場
 カワウ 4羽 第二寝屋川
 キジバト、ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ。

 新型コロナウイルス、大阪の緊急事態宣言も解除される。やっとここまできた。解除されても一定のルールを守って、第2波を防ぐように注意しないと。
 
 
■■ホトトギス (1994.10.10 西の丸庭園) 
 「やったー!ついにやった」 といった気持。ツツドリ は何度かの出合いもあり撮影もできた。しかしホトトギスは情報が入っても振られてばかり。
 早朝から出かけていたのに回るコースが反対だったためすれ違ったり、駆け付けた時はすでに飛び去った後だったりした。
 この日、数日前に Iさんから小さい杜鵑を見たと聞いていた。半ば諦め半分、期待半分で西の丸庭園に入った。教えられた場所でしばらく待っていると、ツツドリと思われる杜鵑が飛び立った。
 目で追うとその後を追いかけるように飛ぶ小型の杜鵑が目に入った。直感的に 「ホトトギス」 そのまま樹木の陰になり見失った。
 ホトトギスはまだ居る。今日は一日この場所で待つことにした。終日ねばる覚悟で座り込んだ。持参した昼食の 「にぎらーず」 も食べ、一人でどれだけ待っていただろうか。目にした北端の地面に降りている鳥を双眼鏡で確認すると小型の杜鵑だ。
 カメラを向ける間もなく飛び上がり木の中に消えた。まもなく正面の堀側の枝にとまったのはホトトギスだ。数分間動かずとまったまま。心臓の鼓動で倒れないようにその時間を過ごした。一生忘れない今を。
コメント
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