大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

さえずりの春 2022.3.17

2022年03月17日 | Weblog
 市民の森でヒヨドリ。豊国神社裏で「ツーピーツーピー」鳴き続けるシジュウカラ。一番やぐらではウグイスも鳴く。春の暖かさに鳴かずにいられないように鳴く。

 マンウオッチングしている訳ではないが面白い人たち。
 修学旅行のような高校生のグループと梅林の坂ですれ違った。大きな声で喋っている 「俺の夢教えたろか! 大金持ちになって船橋ヘルスセンターで豪遊や!」
 やるな!高校生。

 青屋門を出たローソン裏で軽く飲みながら休憩。そこに非常にカラフルな服装の老人が軽快な自転車で走ってきた。大きく音楽を鳴らしている。

 聞いたことがある曲だなぁと懐かしく聞いていると、アッ思い出した。♪ランバダ♪ バブルの頃大ヒットした曲だ。踊る男女の接触が激しく一部のディスコで禁止にもなった話題の曲。
  当時は踊るだけで妊娠するとも言われた。この男性も同じような歳なんだろうと想像した。やがて颯爽と自転車に跨って走って行った。その後ダンバダのリズムが頭から離れない。

・アカハラ 1羽 もみじ園 見つけられなかったが、一番やぐらで出会ったさかなさんにお願いしていたが、その後観察との連絡をもらった。
 この個体はかなり警戒心が強く、知らない人が近くを歩くと飛び上がる。そんな後に観察に行っても見られない。
・ハチジョウツグミ 1羽 桃園 桃の開花とともに人も多くなる。フレンドリーなハチジョウツグミでものんびりしていない。
・トラツグミ 一番やぐら 柵の中の奥の方。撮影向きではない。ネコに襲われたが今は普通に行動している。一安心だがまだネコは居るので心配。

 今朝は1羽もエナガと出合わなかった。エナガの営巣がすでに始まっている。大将の観察で、現在8羽が4ペアになって営巣している。残り2羽が離れているのでペアになるか分からないと。
 早いものは2月から始まっている場所もあり、出来上がった巣に午後6時にねぐらとして入った観察もとの事。

 「信州の自然誌 エナガの群れ社会 中村登流著 信州毎日新聞社刊」の記載では
 「最初の巣造りだけ大変な日数をかける。いざ造ろうとすれば一週間くらいでできるものを、しきりに場所替えをし・・(略)・・2月から初めて、実際に産卵にはいるのは4月に入ってからである。・・・」

 2021年は6巣で巣立ちが確認でき5組が4月で1組が5月だった。これらは上記の内容と見事に符合する。
 これら日程や行動について大将の熱心な観察に負うところが大きい。大阪城公園でのエナガの繁殖の実態を記録することは、将来にわたって大都市の中の公園の在り方に重要な意味を持つものであろう。

・オカヨシガモ 3羽 南外堀
・ヨシガモ 5羽 南外堀3・内堀2
・ヒドリガモ 71羽 内12羽は北外堀沿いに上がって草を採餌。
・マガモ 6羽 内堀、北外堀
・カルガモ 6羽 東外堀、内堀、北外堀 北外堀の2羽はヒドリガモとともに北外堀沿いに上がってドバトと草を採餌。ハトと変わらない。
・コガモ 23羽 今朝もまあまあ多い。南外堀では数羽が「ピリッ・ピリッ・ピリッ」と鳴きかわしながら求愛行動。
・ホシハジロ 28羽 内堀、北外堀
・キンクロハジロ 131羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀

・ツグミ 7羽 太陽の広場東の森、もみじ園、水上バス乗り場ほか
・シロハラ 8羽 みどりのリズム、市民の森、一番やぐらほか
・カイツブリ 3羽 東外堀、南外堀
・ハクセキレイ 14羽 各所
・シジュウカラ 8羽
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・トラツグミ 1羽 一番やぐら柵の中
・ウグイス 1羽 一番やぐら さえずり
・ツバメ 5羽 梅林、上空飛翔
・カワウ 2羽
・ハチジョウツグミ 1羽 桃園
・アオサギ 3羽 北外堀
・ゴイサギ 3羽 北外堀

追加情報
・イカル 2羽 天守閣東側配水池
・ツバメ 3羽 内堀上空飛翔
・アカハラ 1羽 豊国神社裏
・ジョウビタキ ♂1羽 豊国神社裏、♀1羽 市民の森
・アトリ 4羽 市民の森
・イカル 2羽 市民の森
・オオタカ 1羽 市民の森
・エナガ 2羽 みどりのリズム
・ハイタカ 1羽 みどりのリズム
・ツバメ 9羽 梅林南側上桜広場上空飛翔

■■トラツグミ(2011.1.25 梅林)
 初めての出合い。興奮して心臓の鼓動を感じた。豊国神社東側で枝に飛び上がった姿は今も忘れない。
 また、市民の森の林床で越冬している個体を撮影した時もうれしくて床の中で眠れなかった。
あれから何年経っただろう。何羽のトラツグミに出合っただろう。
 初めての時は誰でもそうだ。しかし出合いを繰り返すうちに感動が小さくなってくる。先日、久しぶりに出合った顔見知りの男性は「鳥はもう飽きたので今は昆虫を撮影している」と言っていた。
 私は変わらない。どれだけ深くそのものに想いがあるかが重要だとおもう。もちろん初めての出合いのような喜々とした行動や興奮はないが、心の中に深く湧き上がる熱いものは変わらない。すべてが理解できる今の方が、本当の喜びを味わっている。梅林の中で人を気にせずゆっくり歩き立ち止まるトラツグミにカメラを向ける。あわてもしないし、特別な撮り方もしない。心の中で静かに興奮していることは誰にも分からないだろう。
コメント
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