この時期にしては暖かい。再び上着を止めて夏スタイル。しかし全身に汗。
山野の鳥も水辺の鳥も大きな変わりはない。歩きながら今日のブロブは、カンムリカイツブリが越冬中としよう。そんな事を考えていた。
観察を終えて第二寝屋川を前にビールを飲んでいると、男性が近付いてきて
「鳥の関係の人ですか?」 双眼鏡を見て声を掛けてきた様子。
「ん!」
「その先で鳥がケガをして飛べないんです。ウのようです」
飲みかけのビールをベンチに置いて、その男の後に着いて行くと、落ち葉の上に鳥がもがいている。あっ!カンムリカイツブリ。
勤め先の玄関前でカラスに襲われていたのを助けたが、弱っていて飛べない様子。どうしていいか。
大阪府、天王寺動物園、動物病院などななど電話して相談したがすべて拒否された。野生の生きものなので仕方がないとか、嘴がとがっているので目を突かれると危険とか・・・。
聞く前から答えは分かっていた。「命を救いたい!」そんな心はない。
野生の生態系の中の出来事だ。人が関わってはいけないとか。断るための理由付けしているだけ。
バードレスキュー協会を紹介しようと思ったが、男性はもうこれ以上はできないと。
山野で襲われている鳥を助けて連れて来たのではない。人が造った都市の中の出来事。人が出すごみやその他が原因でカラスが増加している。公園でネコに餌をやって野ネコが増えている。全て人が関わっていること。
都市で野鳥を保護することを、生態系を理由に断る事は出来ない。もっと目を開いて客観的に判断しないとだめ。
足元のカンムリカイツブリはバタバタと動く。痛々しいい。この手で保護してやることは簡単。でも自分で治療しないといけない。
できるか?法的な問題は気にしていないが。目の前の傷ついたカンムリカイツブリを、私は治療できるのか。心の中で激しく迷った。両手を伸ばして捕らえようとした。
カンムリカイツブリは、頼りない足取りで少しずつ歩きながら川縁に近付き、そのまま水の中に落ちるように飛び込む。
男性は、アッおぼれるんじゃないか!
陸にいる方が大変な水鳥だからと説明しながら目で追うと、普通に浮んでいるが、胸や脇の血の跡が痛々しい。
カンムリカイツブリは頭を縮めて、血に染まった胸や脇をそのままに、第二寝屋川の流れに任せ下流へと少しづつ小さくなっていく。
何もできなかった自分。
前回ノースロップの森の事を書いた。緑の木々が人の心を養う。それは野生の鳥だって同じだ。
● カンムリカイツブリ 1羽 上記第二寝屋川のカンムリカイツブリは、いつもの南外堀で観察してから数時間後のこと。別の個体だろうがちょと気になる。
● オカヨシガモ 27羽 南外堀、西外堀、内堀
● ヒドリガモ 145羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
● マガモ 4羽 南外堀
● カルガモ 4羽 西外堀
● ハシビロガモ 81羽 東外堀、南外堀、北外堀
● コガモ 8羽 南外堀、内堀、北外堀
● ホシハジロ 14羽 南外堀、北外堀
● キンクロハジロ 41羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
● オオバン 35羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
● ハクセキレイ 9羽 東外堀ほか
● アオサギ 1羽 東外堀上を飛翔
● カイツブリ 3羽 南外堀
● カワセミ 1羽 内堀
● カワウ 第二寝屋川
● コサギ 9羽の群れが第二寝屋川を上流へ
● ツグミ 18羽 各所
● ウグイス 3羽 もみじ園ほか
● エナガ 8羽 音楽堂西側上
● ヤマガラ 5羽 音楽堂西側上
● シロハラ 2羽 市民の森
● クロジ 1羽 市民の森
● ジョウビタキ 3羽 市民の森ほか
● モズ 2羽 東外堀沿い
● アオジ 2羽 音楽堂西側上
● メジロ 14羽 音楽堂西側上ほか
● アトリ 4羽 音楽堂西側上
● ハシボソガラス 1羽 人工川
● ルリビタキ 1羽 ♀型一番やぐら
★本日の観察種
オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、アオサギ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シロハラ、クロジ、ジョウビタキ、モズ、アオジ、メジロ、アトリ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ルリビタキ、カワセミ、カワウ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
■■カンムリカイツブリ(2015.1.17 北外堀)
14年ぶりに飛来したカンムリカイツブリに驚喜して観察していたらもう1羽が飛来した。ただただ驚きでしかない。
3羽目のカンムリカイツブリはちょっと若い個体。まさか大阪城公園で、このようなカンムリカイツブリに出合うとは。こんな事もあるんだとただ驚き感謝し日々喜びに浸っている。
もうすぐ68歳。この歳になれば、自分の思いのままに人生を生きて終わるのもいいだろう。もし神がいても許してくれるのではないか。そう思って楽しんで日々を過ごしている。
許されるならあと数年は体が思い通りに動いて今の日々を楽しみたいが、多分途中でだめになるだろう。その時はその時のこと。多少の覚悟もできている。
人生は何もないより恥をかいた方がいい。恥もいっぱいかいて、人が経験できそうもない事もいっぱい。充実した日々。そんな風に人生に思いを馳せる。カンムリカイツブリの飛来。
今日も北外堀に1羽。そして西外堀にこの1羽。潜水を繰り返している。
山野の鳥も水辺の鳥も大きな変わりはない。歩きながら今日のブロブは、カンムリカイツブリが越冬中としよう。そんな事を考えていた。
観察を終えて第二寝屋川を前にビールを飲んでいると、男性が近付いてきて
「鳥の関係の人ですか?」 双眼鏡を見て声を掛けてきた様子。
「ん!」
「その先で鳥がケガをして飛べないんです。ウのようです」
飲みかけのビールをベンチに置いて、その男の後に着いて行くと、落ち葉の上に鳥がもがいている。あっ!カンムリカイツブリ。
勤め先の玄関前でカラスに襲われていたのを助けたが、弱っていて飛べない様子。どうしていいか。
大阪府、天王寺動物園、動物病院などななど電話して相談したがすべて拒否された。野生の生きものなので仕方がないとか、嘴がとがっているので目を突かれると危険とか・・・。
聞く前から答えは分かっていた。「命を救いたい!」そんな心はない。
野生の生態系の中の出来事だ。人が関わってはいけないとか。断るための理由付けしているだけ。
バードレスキュー協会を紹介しようと思ったが、男性はもうこれ以上はできないと。
山野で襲われている鳥を助けて連れて来たのではない。人が造った都市の中の出来事。人が出すごみやその他が原因でカラスが増加している。公園でネコに餌をやって野ネコが増えている。全て人が関わっていること。
都市で野鳥を保護することを、生態系を理由に断る事は出来ない。もっと目を開いて客観的に判断しないとだめ。
足元のカンムリカイツブリはバタバタと動く。痛々しいい。この手で保護してやることは簡単。でも自分で治療しないといけない。
できるか?法的な問題は気にしていないが。目の前の傷ついたカンムリカイツブリを、私は治療できるのか。心の中で激しく迷った。両手を伸ばして捕らえようとした。
カンムリカイツブリは、頼りない足取りで少しずつ歩きながら川縁に近付き、そのまま水の中に落ちるように飛び込む。
男性は、アッおぼれるんじゃないか!
陸にいる方が大変な水鳥だからと説明しながら目で追うと、普通に浮んでいるが、胸や脇の血の跡が痛々しい。
カンムリカイツブリは頭を縮めて、血に染まった胸や脇をそのままに、第二寝屋川の流れに任せ下流へと少しづつ小さくなっていく。
何もできなかった自分。
前回ノースロップの森の事を書いた。緑の木々が人の心を養う。それは野生の鳥だって同じだ。
● カンムリカイツブリ 1羽 上記第二寝屋川のカンムリカイツブリは、いつもの南外堀で観察してから数時間後のこと。別の個体だろうがちょと気になる。
● オカヨシガモ 27羽 南外堀、西外堀、内堀
● ヒドリガモ 145羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
● マガモ 4羽 南外堀
● カルガモ 4羽 西外堀
● ハシビロガモ 81羽 東外堀、南外堀、北外堀
● コガモ 8羽 南外堀、内堀、北外堀
● ホシハジロ 14羽 南外堀、北外堀
● キンクロハジロ 41羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
● オオバン 35羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
● ハクセキレイ 9羽 東外堀ほか
● アオサギ 1羽 東外堀上を飛翔
● カイツブリ 3羽 南外堀
● カワセミ 1羽 内堀
● カワウ 第二寝屋川
● コサギ 9羽の群れが第二寝屋川を上流へ
● ツグミ 18羽 各所
● ウグイス 3羽 もみじ園ほか
● エナガ 8羽 音楽堂西側上
● ヤマガラ 5羽 音楽堂西側上
● シロハラ 2羽 市民の森
● クロジ 1羽 市民の森
● ジョウビタキ 3羽 市民の森ほか
● モズ 2羽 東外堀沿い
● アオジ 2羽 音楽堂西側上
● メジロ 14羽 音楽堂西側上ほか
● アトリ 4羽 音楽堂西側上
● ハシボソガラス 1羽 人工川
● ルリビタキ 1羽 ♀型一番やぐら
★本日の観察種
オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、アオサギ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シロハラ、クロジ、ジョウビタキ、モズ、アオジ、メジロ、アトリ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ルリビタキ、カワセミ、カワウ、コサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
■■カンムリカイツブリ(2015.1.17 北外堀)
14年ぶりに飛来したカンムリカイツブリに驚喜して観察していたらもう1羽が飛来した。ただただ驚きでしかない。
3羽目のカンムリカイツブリはちょっと若い個体。まさか大阪城公園で、このようなカンムリカイツブリに出合うとは。こんな事もあるんだとただ驚き感謝し日々喜びに浸っている。
もうすぐ68歳。この歳になれば、自分の思いのままに人生を生きて終わるのもいいだろう。もし神がいても許してくれるのではないか。そう思って楽しんで日々を過ごしている。
許されるならあと数年は体が思い通りに動いて今の日々を楽しみたいが、多分途中でだめになるだろう。その時はその時のこと。多少の覚悟もできている。
人生は何もないより恥をかいた方がいい。恥もいっぱいかいて、人が経験できそうもない事もいっぱい。充実した日々。そんな風に人生に思いを馳せる。カンムリカイツブリの飛来。
今日も北外堀に1羽。そして西外堀にこの1羽。潜水を繰り返している。
昔、傷ついたチョウゲンボウを堺の中津動物病院に連れて行ったことがあります。
最近は傷病野鳥の救護はいろいろと難しくなっています。助けた方も大阪府の担当に電話したそうです。