大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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ニシオジロビタキ、パンダガモ(ミコアイサ) 2023.2.14

2023年02月14日 | Weblog
 薄晴の朝、昨日より気温はかなり下がっている。歩いているうちに薄雲が差してきて細かい雨もぱらぱら。また雲が切れて日が差してくる。ややこしい空模様。

 コウノトリ (日本野鳥の会ひょうごの会報)の2023年3月号にこんな記事があった。
 みんなのひろばの中の 「五位鷺(ゴイサギ)の真相」 辻啓子さんの記事。

 “ゴイサギの名の由来について、天皇から五位の位を授かって五位鷺の名前になったと通説になっているが、その元になっている「平家物語」では五位の位を授かったとはあるが、その鳥の名前を五位鷺とは書かれていない。
 五位鷺の名が出てくるのは室町時代末期、そして名の由来が平家物語からきていると紹介されるのは江戸時代になってから”

 そうだったのか。確かに私もそのように話したり書いたりした記憶がある。自宅にある図鑑を何冊か開いてみると、名の由来に触れている3冊を見つけた。
・「鳥の名前」 大橋弘一 東京書籍
・「名前といわれ 日本の野鳥図鑑」 国松俊英 偕成社
・「野鳥観察図鑑」 杉坂学 成美堂出版
 そこには 「五位の位を授かったから」 とある。読んだ流れでは 「五位の位を授かって五位鷺の名をいただいた」 と思ってしまうようだ。
 この記事を読んで、そうだったのかと目から鱗が落ちた思い。

 今朝はいつもの順に回ったのでパンダガモ(ミコアイサ)は諦めていた。豊国神社裏で出会った鳥友から北外堀のローソン裏で見たと聞き急いで向かう。
 ローソン裏辺りには居なかったが、北外堀沿いに西へ歩いて行くと伏見櫓跡の下辺りで発見。近くに♀と♂の冬羽もいる。

 やがてパンダガモのみ堀の中ほどまで出てきたが、突然飛び立ち水面低く東へ飛ぶ。そちらに向かうと時々潜ったりしている。
 本当にこのカモは落ち着きがない。警戒心が強いだけではないような。でもこの時間までいてくれた。

・オカヨシガモ ♂1羽 南外堀
・ヨシガモ ♂1羽 南外堀
・ヒドリガモ 88羽 東外堀12・西外堀4・北外堀41・内堀31
・マガモ 14羽 東外堀2・西外堀2・内堀10
・カルガモ 5羽 東外堀3・内堀2
・ハシビロガモ 107羽 東外堀7・内堀51・北外堀49
・コガモ 10羽 南外堀
・ホシハジロ 95羽 南外堀11・西外堀17・北外堀33・内堀20
・キンクロハジロ 81羽 東外堀19・南外堀12・西外堀5・北外堀19・内堀26
・ミコアイサ 3羽 北外堀 ♂夏羽1,♂冬羽1,♀1
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 71羽 全ての堀と第二寝屋川
・ユリカモメ 12羽 東外堀、第二寝屋川
・カイツブリ 5羽 東外堀、西外堀、北外堀
・カワウ 10羽 第二寝屋川ほか
・ハクセキレイ 3羽 北外堀ほか
・カンムリカイツブリ 1羽 北外堀
・カワセミ 1羽 北外堀水面低く飛ぶ
・セグロカモメ 2羽 北外堀上飛翔
・ゴイサギ 9羽 北外堀

・アオジ 4羽 音楽堂西側上
・シロハラ 8羽 音楽堂西側上ほか
・ツグミ 4羽 音楽堂西側上ほか
・ジョウビタキ 2羽 西の丸庭園ほか
・ニシオジロビタキ 1羽 西の丸庭園
・メジロ 6羽

■■メジロ(2009.3.17 城南地区人工川)
 城南地区の人工川にカンヒザクラがある。早くから深紅の花を開き辺りを圧倒する。散歩の人も思わず足を止めて見上げる。
 大阪城公園の桜はソメイヨシノがほとんどだが、時期も花も色も違うカンヒザクラもいい。メジロやヒヨドリが喜んで花に集まる。後から知ったことだが園内には河津桜もあるそうだ。
 いつもの観察コースなので、毎回開花状況を見ながら横を通る。メジロが集まっていると、肩に掛けたカメラで撮影。粘って素晴らしい写真を撮ろうとの気持ちもなく、通りがかりに少し集中して撮るだけ。デジタルならではの撮影。
 花は下向きに開くのでメジロは苦労してくちばしを花の中に。動き回って面白い姿勢。
 結構偏屈な性格かも知れない。デジタルがこれだけ普及して、だれでも簡単に野鳥の写真が撮れるようになると少し引いてしまう。今は観察記録の方に力が入ってしまう。20年近く前から続けている記録は貴重なものだから。
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