大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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ニシオジロビタキ、トラツグミ、ミコアイサなど 2023.2.9

2023年02月09日 | Weblog
 今朝は快晴で比較的暖かく絶好の鳥見日和。

 少し早く家を出てまず初めに北外堀へ向かう。もちろん目的はミコアイサ。そのパンダガモは相変わらず、堀の西へ行ったり東へ行ったりと落ち着きがない。
 他のミコアイサは♀2と♂冬羽1で計4羽。北外堀の後は、いつものように回って最後に北外堀へ戻るとパンダガモはまだいた。そして少し落ち着いて潜ったり羽の手入れなどしていた。
 このパンダガモは1月30日から飛来していて今日で10日目、このまま春までいて欲しい。

 北外堀には他にカンムリカイツブリが越冬している。今朝もやや西寄りの場所でのんびりしている。
 ニシオジロビタキは西の丸庭園の山茶花の周辺で行動。特に変わらず、今朝はジョウビタキが出て来なかったので、山茶花の枝や地面によく下りてゆっくりしている。
 カメラマンも私以外に1人だけで、ちょっと飽きられてきた様子。

 トラツグミはいつもの一番やぐら前の林。私が着いた時は誰もいなくて、通路の近くに出ていた。これは近いから撮影しようとカメラに手を伸ばしたら、トコトコと奥へ歩いて上に飛び上がってしまった。

 音楽堂西側上のルリビタキは、すぐに出てきて通路の柵にとまる。西の植え込みに飛んで藤棚の柵にとまる。これも撮影しようとカメラを向けるとすぐに下に降りてしまった。

 今朝はミコアイサ、カンムリカイツブリ、ニシオジロビタキ、トラツグミ、ルリビタキと越冬している人気の鳥たちすべてに出合えた。なかなかいい朝だった。

・オカヨシガモ 3羽 内堀
・ヒドリガモ 75羽 北外堀22・東外堀16・西外堀7・内堀30
・マガモ 5羽 内堀
・カルガモ 3羽 東外堀2・内堀1
・ハシビロガモ 78羽 北外堀46・内堀32
・コガモ 7羽 南外堀
・ホシハジロ 51羽 北外堀17・南外堀4・西外堀16・内堀14
・キンクロハジロ 81羽 北外堀9・東外堀22・南外堀12・西外堀11・内堀27
・ミコアイサ 4羽 北外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 58羽 全ての堀と第二寝屋川
・ユリカモメ 19羽 東外堀ほか
・カイツブリ 4羽 北外堀、東外堀
・ハクセキレイ 5羽 北外堀ほか
・カワウ 9羽 第二寝屋川ほか
・セグロカモメ 1羽 北外堀上空飛翔

・シロハラ 14羽 各所
・ツグミ 4羽 各所
・ヤマガラ 1羽 沖縄復帰の森、高い木の樹頂にとまる
・メジロ 6羽 もみじ園ほか
・ルリビタキ 1羽 ♀型音楽堂西側上
・シジュウカラ 4羽 人工川ほか
・コゲラ 1羽 西の丸庭園
・ジョウビタキ 3羽 豊国神社裏ほか
・トラツグミ 1羽 一番やぐら

■■ツグミ(1992.2.16 沖縄復帰の森)
 秋が近付くと昨年の最初に合った日を思い出す。今年もやってくる頃だとか、気候の影響で遅れるのではないかと気にかかる。
 渡来数も多い代表的な冬鳥で、この公園でも普通に見られる。飛来当初は群れで鳴きながら飛んでいたり、枝にとまっていたりしていることが多い。しかし冬も深まると地面に下りてきて1羽や2羽で跳ね歩きながら採餌しているのが見られる。
 その頃には警戒心も弱くなって近距離で見ることができる。ツグミ特有の胸を反らした姿勢で立ち止まり私をじっと見る。
 かつて大量に殺されて焼き鳥にされた歴史があり、禁止された後も密猟で捕獲され続けた。法律が改正されて取締りも強化されていると聞くので実効があがることを期待している。
 しかし、何千万羽と殺された先祖の記憶が今も体の中を流れているのだろうか、私の心に話しかけてくるようなあの瞳が気になる。
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