アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「愛国イロハカルタ」を、今こそ普及させたい

2010年03月09日 | Weblog
 大刀洗平和記念館で、「防諜カルタ」を発見!幼少時に遊びましたよ。言葉も怖いが絵も怖かった。
 「笑顔で近づくスパイ」…怖いですよこれ! 
 「聞いても言うなスパイに注意」…周囲が皆スパイみたいな…
 おそらく、日本中探しても、完全な形で残っている「防諜カルタ」は僅少でしょう。

 この防諜カルタは国策に基づいていると思われるのですが…追及すると、話が重くなる。よって、「防諜カルタ」と時を同じくして存在した、「愛国イロハカルタ」へ話を移します。
 「愛国」と聞くと顔色を変える人たちがおります。その理由は、「愛国→戦争」という式。その元になっているのが、「愛国イロハカルタ」でもあるかと。しかし、全てが軍国主義への洗脳ではありません。現代こそ、愛国イロハカルタが必要と思われる内容も多いのです。一部紹介。(読みやすく漢字かな交じりにしました)

 炉端で聞く先祖の話(大切なことです)
 「はい」で始まる御奉公(返事がきちんとできる躾をしなければ)
 小さいことから大きな発明(千里の道も一歩からです)
 正しい敬礼 正しい心(礼儀を重んじましょう)
 仲良し子供の隣組(いじめ対策)
 言葉は正しくはっきりと(常にこうあるべき)
 朝日に柏手(感謝の心ということです)
 ひな壇に一枝桃の花(花を愛でる心)
 どうでしょう!このカルタは、今の時代復活させるべきだとは思いませんか?国を愛するということは、このようなことです。え?「情報操作するな。戦争関係も紹介しろ」だって?しょうがないなあ…
 陸鷲海鷲僕等も続く(軍隊へ入ろうってがぁ?)
 東亜を結ぶアイウエオ(侵略するってがぁ?)
 ラッパで進軍兵隊ごっこ(少年兵かぁ?))
 優れた国柄世界が仰ぐ(こ、これって、北朝鮮と同じ!)
 まあ、悪く解釈すると、「侵略礼讃」。良くいうと、「国威発揚」というところでしょう。戦争関係は、復活させないほうがいいですね。

 「決戦イロハカルタ」というものもあった(大刀洗平和記念館にはありませんでしたが、その昔にあったということ)。こうなると、国威発揚などと言っていられない。
 一億火の玉(私もカウントされているのか?できれば抜けさせていただきたい)
 兵隊さんありがとう(感謝すればいいというモノではない)
 飛んで火に入る敵機ども(おいおい…強がりもいい加減したら)
 そっくりやられた真珠湾(そのあと、やり返されただろうが…)

 同じく「決戦イロハカルタ」の中に、「B29が空襲に来るのに、そんなカルタやっていられるのか!」と、ツッコミを入れたくなるものも…
ぬかるな女房(奥さんがのんびり屋らしい)
 利己心は敵だっ(不変の倫理でしょう)
つとめて倹約(これって、エコのことですよね?)
胸を張って歩け(いいでしょう!)
産めよ育てよ(少子化対策担当大臣に教えてあげたい)
なにがなんでも五人産む(福島大臣!参考にしろよー)
 今日も献金(北教組ガンバレ)
 猿も持ってる日章旗(だからなんなんだ!?)
 絵にも描けない負けっぷり(こ、これ、実は連合軍のことを詠んでいる。でも、日本軍がこうだった…)
 戦争をしてはいけません。反戦のすりこみは、「愛国イロハカルタ」で。

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