アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「ボーイ」は、あるが「ガール」は、ないっ?

2024年12月14日 | Weblog
 言葉狩り…「差別用語」と、される語を一般的な用語に言い換えることを強制する風潮。
 自由だ!平等だ!と、「強制」を嫌う人たちが、言い換えを強制しようとするんだから。

「給仕さん」・・・この言葉、差別用語なのだそうです。
「給仕」は、ウエーター、ボーイ、ウエートレス、事務員などと言い換えるべきだそうです。
 ボーイがあるのに、ガールがないのは差別じゃないのかなあ?

 言葉狩りとは別に、新聞社には、「差別表現・不快語・注意語要覧」があります。表現に、かなり気を遣っている様子です。

 友人たちと「アイヌネギ」の話しをしておりましたら、一人が、「おい、アイヌは差別用語だぞ」と。
「アイヌ」が差別用語?アイヌは「人間」という意味。新聞社でも、「絶対ダメ」ではなく、「なるべく使わない方がいいことば(注意語)」になっている。では、何と呼べばよいか?「ウタリ」…ですか?ウタリはアイヌ語で、「同胞、仲間」の意味。民族呼称ではないのですがね。

 エスキモーも、あまりよくないのだそうです。これは、「人間」という意味の「イヌイット」に言い換える。エスキモーは、インディアンの言葉で、「生の肉を食う人」という意味なのだそう。日本人も生の肉を食べますがね。馬刺し!

「カエルの子はカエル」は使ってはいけない。…差別でしょうかねえこれ?「子は親に似る、親より上になれない」「凡人の子は凡人だ」という意味があるからダメなんだそうです。「カエルの子はオタマジャクシ」なら、OKなのかなあ。

「河原こじき」は、ダメ。そんな言葉使う人いないでしょう今どき。私は、知っていましたけどね。どんな意味かって?「役者」のことです。とうの昔に死語なのに、今になってまだ鞭打たれる…。河原こじきも、たまったもんじゃない。

「他力本願」も注意語…「他人任せ」の意味で使われてしまっており、イメージがよくない。
 もともと仏教用語で、「救われる」という、よい意味のはず。ところが正しい意味を知らないで、「他力本願はダメだ。自力本願だ」とおっしゃる人が増えてしまっていますね。

 そもそも、「自力」は、「自分の力」という意味ではないのです。「自力」とは、「阿弥陀如来の本願を疑っている心」のこと。「自力本願」がいい!と、思っている人は、ご確認を!

 学校へ保護者が行くことを、「父兄会」「父兄参観日」というのがごくごく普通でしたが…「母を差別するな!」ということでしょうか、「父母会」「保護者参観日」に言い換えられて…これは、ほぼ定着していますね。
「父母会」は、母が二番目だけど、それでいいのかなあ?「母父会」がいいのでは?

「共稼ぎ」はよくない、「共働き」にしろだって!どっちでもいいんじゃないの!稼いで何が悪いの。お騒がせ元首相のように、「しのぎ」という「ヤクザ言葉」を使っているわけじゃないんだから。
 なお、醜男(ぶおとこ)はダメで、言い換えは、「器量の悪い男」だって!…ほっ、ほっといてください!私の容姿への差別用語でしょ!


2 コメント

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こんにゃちわ (オメガねこ)
2024-12-14 11:47:31
>>「河原こじき(役者)」は、ダメ。<<

「瓦版こじき(読売記者?)」は、どうでしょうかww
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Unknown (アンティークマン)
2024-12-14 15:50:07
>オメガねこ さんへ
こんには。瓦版こじき、笑いました!そっちのカワラですね。600万部近い発行部数の新聞が、記事ねつ造ですから…東京スポーツ新聞も顔負け。50年前は、上野の地下道は「こじきの皆さん」の巣窟でしたが、今は、居なくなってしまいました。おっと、「こじき」は、差別用語ですね。正しくは、「物乞い」これもダメですね。
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