アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

なんでぇラッキーが「7」なのか

2024年11月25日 | Weblog
 運転免許証は返納してしまいました。もう、自家用車は買いません。最後に乗っていた車は、ゼロクラウン。いい車で、18年乗りました。ナンバープレートは「7」でした。蘊蓄家のオジサンたちも、「なんで、7なんだ?」ではなく、「ああ、ラッキーセヴンね」と、とやかく言いませんでしたねぇ。

 しかし、「なぜ、ラッキーが『セヴン』なのか?」を知るオジサンは、おりませんでした。雑学の大家のような顔をしておられた人も、横を向いて軽く口笛を吹く…?!彼は、雑学の大過だな、きっと。
 アンティークマンは知っていたのかって?もちろん知りませんでした。「ラッキー」と呼ばれるようになった背景みたいなものは、予習をしたので解っていました。アレックス・ベロスの「素晴らしき数学世界」を読みましたので。
 で、英国最高の数学ライターと言われているベロスさんは、全世界の3万人に、好きな数字を投票してもらった(オンライン上での投票。2011年のこと)。投票の結果は以下のとおり。
 第1位 7(得票率9.7%)
 第2位 3(得票率7.5%)
 第3位 8(得票率6.7%)
 第4位 4(得票率5.6%)
 第5位 5(得票率5.1%)

 日本人が好きと思われる「7、3、5」が入っています。日本人は、「4」を嫌う人(特に年配者)がおられますが、世界的には「4」が堂々の4位。「8」の3位は、中国の皆さんの票でしょう。

 庶民の底に生きる私が思い浮かぶ「7」は…
「7つの大罪」「第7天国」から始まって、「7人の侍」「荒野の7人(7人の侍のパクリだそうですが、オリジナルよりおもしろいかも)」「7色の虹」「ドからシまで(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)」「7変化」「7つの海」「7大陸」「7不思議」「7竈(かまど)」「1週間は7日」「夜空に見える天体は、水星、金星、火星、木星、土星、太陽、月の7つ」。
 「7」が、他の数字より多く使われていることに気づきます。

 ベロスさんは…
「7の特異性が、私たちが世界を観察するためのレンズを損なう時間の歪みを回避してくれる。『言語、文化、数字、書』は皆、時とともに変わっていく。だが、7という数字の構造は決して変わらない」
 ???わ、わ、解りません。

「7」は、両手の指で数えることができる数字・・・解ります、 1から10までの数字の中で均等に割り切ることができないし、倍にすることもできない。・・・これも解ります。

 1から5は倍にすると2から10になる。6、8、10は2で割って3、4、5にできる。9も3で割って3にすることができる。だが7は特殊だ。・・・解ります。

 ほかの数字とひとつのグループにくくることができない「独立性」があり、「孤高」で、「門外漢」なのだ。・・・解ります!

 7は、孤高で門外漢。だから、人々は7が好きになり、ラッキーセヴン。・・・面白い説明です!孤高で門外漢だから人々に好かれる!これなら、よ~く解ります。

 ベロスさんのラッキーセヴンの説明は、延々と続きます。
「素晴らしき数学世界」数学が苦手の私でも面白かったです。あらら、本の宣伝になっちゃった。


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