アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

新格言「加齢は人の顔を変える」

2012年06月18日 | Weblog
 小・中学校時代のクラス会をしました。50年近くも前の同級生が14人集まりました。…幹事を任せられましてぇ…クラス会の幹事はなかなか割りが悪い。「クレームが多い」のです。まあ、クラス会ですから、クレームには、「ウルサイ!だったら次回はオマエが幹事をヤレ」と豪快に言い放つことが出来ますから血圧は上がりませんけどね。

 50年ぶり…お互いを分かるはずがない。顔の変わりっぷりにはもう笑うしかない。元美少女は、萎びたお婆さんになっており、元紅顔の美少年は、「厚顔無恥のハゲ」となっておりました。
 「人形は顔が命」なのだそうですが、「人間も顔が命」です。クラス会の時間の経過とともに、「若く見える奴」が、どんどん場を仕切るようになり、「老け顔」が、どんどん萎縮していきました。
 家人がものの本で仕入れた情報では、「老け顔の人は、内臓も老けている」のだそうす。この説、頷けます。
「40になったら自分の顔に責任を持て」…64歳になっていますが、責任など持ちたくもないです。しかし、「責任は持ちません」と、言ったところで顔の皺が消えるわけでもなし。なるべく鏡を見ずに付き合っていくしかないです。

 論語に、「30にして立つ 40にして惑わず 50にして天命を知る 60にして耳従う 70にして心の欲する所に従って…」がある。しかし、論語に、「40になったら自分の顔に責任を持て」というのは書かれていない。孔子様ではないとすると、一体誰が考えた言葉か?
 真偽の程は不明ですが、リンカーンの言葉らしい。リンカーンの顔は普通だと思うが、本人はかなり顔が悪いと気にしていたらしい。当時は、美容整形も無かっただろうし…。
 美容整形といえば、リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の犯人の、市橋達也。
逃走初日に、人相を変えるために鼻翼を左右から縫い縮める自己整形手術をしたんだと!そのあと、ホクロをカッターナイフで切り落とす自己整形手術。さらに、下唇を小さくするためにハサミで切っている…。

 オウム真理教事件特別手配者で、逮捕された菊地直子容疑者…。逃亡中、整形手術はしていない。と、いうか、する必要がなかった。手配写真と、かけ離れているから。 このことは、やはりオウム真理教事件特別手配者で逮捕された高橋克也容疑者にもいえる。手配写真とは別人に見えます。

 菊地直子も、高橋克也も、手配写真とは別人に見えるというより、「加齢」による変貌。加齢は人の顔を変える。

 リンカーンが、「40になったら自分の顔に責任を持て」と、いっても私は責任は持ちません。自分の顔に無責任でも、罰則は、ないのでどってことない。
 それにつけても、論語の、「60にして耳従う」が気になります。「60歳になったら、何を聞いても動じるな」というありがたい教えなのですが、私の場合、「動じっぱなし」です。
 顔は加齢で変化し続けていますが、耳は動じやすいという意味で若い…。耳の若さを顔へ持っていくことは出来ないものだろうか?自己整形手術しかないかな。